nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

赤井三尋 翳りゆく夏

2015-04-05 11:31:11 | 本・雑誌・ドラマ
今年1月~2月にかけて、WOWOWの連続ドラマに登場した、赤井三尋さん原作の 翳りゆく夏 
我が家はWOWOWは契約していないので観てないのですが、おもしろそうだと思い読んでみました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。
週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。
社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね
ついに“封印されていた真実”をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。

とある女子大生が大手新聞社に内定ののち、元誘拐犯の娘であったことが発覚し週刊誌のネタにされます。
ここで内定取り消し・・・と言うのなら、いかにもありそうな話ですが
逆に内定辞退も考え始めた女子大生を、新聞社側が慰留する目的で過去の事件の再調査を始めるという設定。
逃走した犯人2名が死亡と言う結果で、犯人は特定されたものの
それ以上のことが未解決のまま、時効を迎えた20年も前の事件。
身代金は戻ったものの、誘拐された赤ちゃんは行方不明のまま。
かつて事件に絡んだ元刑事や当時の取材記者たちが登場し、複雑に絡んだ糸が少しずつほぐされていきます。
3分の1を読んだ辺りから思いきり引き込まれていき、わずかな隙間にも数ページずつめくりながら一気に読破。
そして最後に、予想をはるかに超えた衝撃の結末が待っていて
読みきった達成感とともに、いたたまれなさで胸がいっぱいになりました。



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