札幌のSちゃんから、待ちに待った“三升漬け”が届いた。
三升漬け・・・・・この漬物の事を知らなかったし、……去年、初めて聞く名前だった!
一昨年の9月頃の話に遡ると、・・・・・・
Sちゃんが『さんしょうづけ』をいっぱい、漬けたと言う。
私が
「山椒って、今頃?
何かを漬ける時に山椒も一緒に漬けるの?」と聞くと、
一瞬の間の後、
「サンショウが違うよ。一升、二升の三升!!」って・・・
私が『三升漬け』を知らないと言うと、Sちゃんは俄然張り切って説明してくれた。
まず、名前の由来から
青唐辛子が一升、麴が一升、醤油が一升・・・・・
それで、『三升漬け』って言うんだー、との事。
名前は分かったけど、それって美味しいの??と、聞くと
S「美味しいよぉー、
ご飯にもいいし、豆腐なんか、これをちょこっとつけると、いくらでも食べれるぅ、
1年物が特に美味しいけど、6ヶ月ものでも美味しい!!」って・・・
n「ふぅーん、甘いのぉ、辛いのぉ?」
S「青唐辛子だよぉー、辛いに決まってるでしょ」
それから、延々とどれだけ美味しいかを力説してくれた。
それが、去年の春には「三升漬」を失敗したと電話があった。
失敗したのは、一昨年漬けたもの……春に味を見たところ、全然違う味がしたという。
なんでも、青唐辛子でもそんなに辛くないのがあるらしい。
でも、Sちゃんは、とびっきり辛い三升漬けが好みだという。
それが、去年の10月頃に
「青唐辛子」が、とびきり辛いのが手に入ったから、
今度の「三升漬け」は大丈夫、という電話。
生の青唐辛子を刻む時、ちょっと齧ってみると、飛び上がる程、辛いという。
刻む作業も素手でやると、手がおかしくなるらしい・・・・・
それからも、その漬物の話題で、上手に出来るはずだから、食べれる頃に送るという電話
Sちゃんから、電話の定期便があった・・・・・
「今日、送ったから明後日には届くよー」と、、、、、それが21日。

ダンボールの中に、その「三升漬け」と一緒に、色々な漬物が入っていた。
漬物自慢のSちゃんらしく、全部手作り!
大根、瓜、胡瓜の粕漬け、大根の玄米漬け、梅干・・・・・どれも、美味しい!
「三升漬け」は、彼女が作ったものと、市販のものと、両方入っていた。
比べてみたら、まず香りが全然違う!
市販の「三升漬け」はそんなに辛くないし、誰でも食べれる味かなぁ~。
でも、Sちゃんのは瓶を開けたら、青唐辛子…南蛮の香りが鼻を衝く。
すごく、いい香りだ、味も南蛮の直接的な味!
それが麹によって、まろやかになっているけど、南蛮の自己主張はものすごいね。
確かに、ご飯にも、湯豆腐にも、勿論お酒にも合いそうだ。
辛い物好きの、Kは大喜び!
この「三升漬け」で、料理のレパートリーが増えそうだ、って言っている。
Sちゃん、一押しの「三升漬け」、私には辛過ぎて食べられないよ、ごめんね。
でも、六花亭のお菓子は、大好き! 美味しく、頂いていまーーす

