最近、読んだ中で、ちょっと気になった本を・・・・・

イラストレーターの柴本礼さんが、ご主人の事を書いた本です。
「高次脳機能障害の夫と暮らす日常コミック」、と新聞に出ていたので、
この「高次脳機能障害」がどんなものか、ピンとこなくて・・・取り敢えず図書館に予約。
先週、借りてきて、一気に読みました。
ご主人は2004年に、くも膜下出血で倒れ、高次脳機能障害を患い、
色々な困難に合いながらも、
今は周りの人にも恵まれ、支えられて、会社に勤めている。
でも、本人は、自分がそんな病気だとは、理解できない・・・・・
くも膜下出血で倒れ、高次脳機能障害を患う、とあって
「くも膜下出血」も、「脳溢血」の一つなのに、
切れた場所によって後遺症が色々と違う・・・
外から見て分かる病気と、外から見ても分からない病気・・・・・
私達、脳内出血は後遺症が外から見て、明らかに分かるし、
自分の状態を理解している。
座っていれば、分からないかもしれないけど、
喋ったり、歩いたりしたら・・・・・
あっ、あの方も同じ病気かしら??って、何となく分かる。
外から見て分からなくて・・・
でも、普通じゃない、どこかが違う、何か変だ、と思っても、
病気だとは思わないかもしれない。
何回も同じ間違いをしても、言った事が理解出来なくても、本人は分かっていない!
そこが、怖い!
難しいなぁ。
ご家族が、声を大にして、「病気なんです」、と言っても、
ちゃんと向き合ってくれる人がどれだけいるのか??
やっぱり、脳って怖い!
一人でも多くの人が、「高次脳機能障害」を、
そういう病気を分かってあげられたら、と思いました。
