朝何気なく新聞を取って久々にびっくりして目が釘付けになった事件。「三浦元社長がロス市警の留置場で自殺」というニュースだ。自殺というものはそもそもショッキングなニュースではある。ただ、例えば故松岡元農水大臣の時は、「そうか、とうとう自ら命を絶ってしまったか」とは思ったが、驚きはなかった。やはり松岡氏の場合はそれだけ追い詰められていていたし、かなりの動揺がみてとれた。しかし、三浦元社長の場合はどうだろう。1981年8月の妻の殴打事件では有罪判決がでているので、同年11月に起きた妻の銃撃事件は、共謀して行ったという「限りなく黒に近い白」と認定され、逆転無罪になった。
三浦氏の死により真相は闇に葬られたことになるが、その死の理由は「冤罪で追い詰められた苦しみ」ゆえのことなのか、それとも…「本当のことの発覚を恐れてのことであるのか」。一生真相が闇の中に葬られてしまったかと思うと、この幕引きはなっとくいかないものがある。
三浦氏の死により真相は闇に葬られたことになるが、その死の理由は「冤罪で追い詰められた苦しみ」ゆえのことなのか、それとも…「本当のことの発覚を恐れてのことであるのか」。一生真相が闇の中に葬られてしまったかと思うと、この幕引きはなっとくいかないものがある。