畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

四国遠征記24~淡路島・北淡震災記念公園3~

2007-09-10 21:12:20 | 旅行・観光
 野島断層保存館を出ると、その隣に「メモリアルハウス」がある。これは断層が横切る所にあった民家を保存してあるものである。しかし、住民が震災後も数年間居住していたこともあり、家の中は完全に当時のままというわけではない。それでも塀が地震によって大きく曲がってしまっていたり、

庭の花壇が断層によって大きくずれていたりと地震の恐ろしさを、今度は建造物の被害から感じることができる。

家の中に入ると、地震によって家が傾いていることが説明されていたり、台所が地震直後のように復元展示されていた。テレビや冷蔵庫の種類でなんとなく90年代を感じてしまうところが、青春が90年代の私である。この家は断層の上に建っていながら半壊することもなく、その後も住民が居住できていたことから相当地震に強い設計が施されていたようである。備えあれば憂いなしと言うが、まさにその実例と言える。


そして震災展示の最後、体験資料館。ここでは阪神淡路大震災の震度をリアル体験できるところである。早速私たち家族も体験。10人ほど乗れるスペースがあるので、若いにいちゃん・ねえちゃんたちも相乗りである。そして揺れる。…長い…。こんなに揺れが長く続くの?こんな大きい地震が起きた状態で自分が冷静に行動できるなんて、絶対無理だ。体験スペースから降りたら、隣のにいちゃんが友達に「揺れがリアルやな~。」と言っていた。私はそのセリフを「リアルにこえ~」という意味かと思ったら、横から妻が「きっと今の人、実際の地震を体験した人なんでしょうね。」と言った。そうか、確かに関西弁だし、20代前半のにいちゃんなら間違いなく地震を体験しているはず。この一見ちゃらちゃらしているにいちゃんも、あの大きな地震とその後の大混乱を乗り切り今を生きているわけで、そう考えたら、「にいちゃん、がんばれ!」と心の中で応援していた。
 体験資料館を出て、最後はお土産を選ぶために物産館へ。琵琶餅、『淡路島まっぷる』、キーホルダー、震災記念公園の絵葉書を購入。これでいよいよ淡路島ともさようならか…。


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