(↑野島断層保存館外観)
いよいよ、北淡震災記念公園の中にある野島断層保存館に入館する。入館料は500円。入るとすぐに衝撃的な展示が。トラックが横転し、高架道路の橋脚が崩壊している復元展示だ。こんなものを間近にみるとさすがにちょっと恐ろしい。この先の展示内容にとても期待が持てそう。
さらに進むと、阪神淡路大震災の写真パネルが飾られている。家の損壊、電車の脱線、すさまじい火災…。どれも当時報道で大きく取り上げられていた写真だ。それでも、どの写真も地震のすさまじさを語るには十分すぎるほどの説得力がある。
そしていよいよ、震災当時のまま保存されている野島断層の見学。…。あまりの驚きにただ凝視するだけだった。波打つアスファルトの道路。まがる排水溝。一瞬にして現代文明が作ったものが自然に破壊される。
地面は断層を境に縦に50cm、横に120cmもずれている。
当時のものをこうやって実際にみるというのは本当に意義深い。文章や写真で見ても地震の恐ろしさは客観的にしか伝わらない。せいぜい「ふーん怖いな~」くらいである。しかし、実際に当時の状況と同じものが保存されているわけで、その場所だけ、1995年にタイムスリップし、自分が地震発生直後の現場にいる(気持ちになる)ことができるのである。
次は震災メモリアルハウスに行く。
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