日本本来のお月様のお祭りって、十五夜じゃなくて十三夜なんだ!
って、目から鱗のお話で始まった“お月見の会”、十三夜の昨日、お月様は見えるのかなどと心配したけれど、おぼろの月が見守る中で厳かに開催することができました。
ちなみに、十五夜のお祭りは唐代に中国の「中秋節」が伝わってきたのだとか。
この夜のお祭り、エネルシアさんのそんなお話で始まったのですが、彼女のナビゲーターで歌詠みの会との趣旨。
冒頭の話の後、何故か「高砂」の話となり、高砂の謡いが始まり、エネルシアさんが謡い舞うという思いがけない展開となり、、、
それにしても、「高砂」はとても深い意味があるようですが、この唄と舞いの中で、参加された方の一人を思い浮かべてもっと深い意義を感じたのは僕一人ではなかったはず、というところに繋がり、そういうことだったのか!で〆られるとは。
さて、十三夜の意義はかぐや姫物語の本来の意義に発展し、出雲の地との深い繋がりに思いを馳せながら、それぞれの思いが月にこと寄せられて口にのぼり、皆で倍音響かせ吟唱するという何とも素晴らしい場が創出されました。
そして、歌垣かくありなん、宇宙の共震動の力を得ながら、皆でそれぞれの思いを共有できたように思います。
僕は、「龍の道 一陣の風 清らかに」「十三の月 我を待ちたる 新時代」という二つの歌を詠ませていただきました。
今思えば、何とも稀有壮大な歌を詠んだことかと、気恥ずかしい気持ちになりますが、、、
10月も終わろうとするこの夜、終わるころには冴え冴えとした月が今日を寿ぐように顔をのぞかせてくれました。
それに合わせるように、冴え冴えとした空気に包まれる中でしたが、宇宙との共震動を楽しみたいと縁側の戸を全開放して行いましたが、和装はそのような空気感にピッタリかもしれません。
今日、カムの宿を訪ねてくださった方があり、そんな話に花が咲き、ぜひ参加させてもらいたいと、、、
新庄の場が、お月様の会などを機縁として、一層の広がりを見せている、そんなことを感じています。