映画を見ての感想。葬式のシーンが何度もあった。
好きな女の人がいても、男はやっぱり死んで行くんだよね。好きな男の人がいても、女もやっぱり死んで行くんだよねえ。好きな女の人がいなくて、死んで行く男たちもいる。好きな男の人がいなくて、それで冷たく死んで行く女の人たちもいる。死んでしまった後、花があるか、ないか。なければ寂しいだろうなあ。人を愛することっていうのは、そこに花があるかどうかなんじゃないのかなあ。風景の中に芥子の花たちが明るく風に揺れているってことなんじゃないかなあ。などと思った。好きな女の人がいる男の方、好きな男の人がいる女の方が、どちらかというと思い出があたたかそうだった。