気温は26度。でも、風が渡るので凌ぎやすい。お昼になるまで、草取りをした。そのあとに、耕して、施肥をして、蔓なし隠元豆の種を蒔いた。日射しを避けるために、幅広の麦藁帽子を被って。
いい気持ち。いい気持ちを味わった。外にいるだけで気持ちがいい。
気温は26度。でも、風が渡るので凌ぎやすい。お昼になるまで、草取りをした。そのあとに、耕して、施肥をして、蔓なし隠元豆の種を蒔いた。日射しを避けるために、幅広の麦藁帽子を被って。
いい気持ち。いい気持ちを味わった。外にいるだけで気持ちがいい。
おお、おお、おお。これはこの老爺の感動の叫び声。五月に広がる空があまりにもあまりにも見事なんだ。青々として澄み渡っているのだ。爽快の風も渡って来る。
おおおお、おおおお。おれはこんな美しい空の下で生きていたんだ。よぼよぼよろよろはしているが、そんな老爺であっても、同じ。そんな老爺には見せないなどとも言わない。
おおおおおおおお、おれは果報者よなあ、こんな大空の下で老いていられるなんて。日射しが椿の葉っぱに足を止めてきらきらしている。きらきら輝いているのは椿の葉っぱだけじゃないぞ。