(昨日の続き)青ヶ島でのレジャー施設といえば、「青ヶ島村ふれあいサウナ」だけ。あとは自然と島民のコミュニケーション。
受付は無人だが、入浴料金は200円。来館者の統計に必要なのか、ノートに住所と名前を記入。
浴槽は2人入れる程度の小さなスペース。2階にフリースペース、広い和室があり、そこで長時間のんびりすることもできる。今夜の宿を確保していないのに気づき、ノリノリがガイドブックに載っている民宿に片っ端から携帯で電話をかけてみたが、「ダメだ、断られた」「そこもダメだった」「満室ってことはありえないな?」「まあ、突然の来訪者だからかも?」3、4軒かけてみたところ、「池之沢荘という民宿、OKという返事があったよ」。
フリースペースでのんびりすると、サウナ上がりの島民2人と出会った。三宝港の工事に携わる方で、広島県から来たというNさん、愛媛県から来たというHさん。「八丈島には寄らず、直接青ヶ島にやってきました」「こんなに辺鄙なところに来る人は滅多にいないんだよ、あんたはエライ!」ノリノリの筆記通訳を交えながらのおしゃべり、時間が経つのも忘れてしまうくらい。ビールやおつまみをおごってくれたりして、青ヶ島は本当に温情な方が多い。道を歩いていると、「どこに行くの?乗っていけば」と声をかけられることもある。
Hさん「そういえば、今夜の宿は?」「何軒か電話で聞いてみたが、3,4軒目の池之沢荘という民宿、やっとOKをもらえたよ」「空室でも突然の来訪者に食事などの用意ができず断ることが多いだよ」サウナの和室から見える風景。その風景を見ながらのんびりするのも悪くない。
工事関係者の車に便乗してもらい、「池之沢荘」へ。このクルマもすごいですね。青ヶ島らしい味が出ている。デジカメの整理をしてその画像が出てきたときはビックリしたが、自分も青ヶ島人になれば、違和感がしないらしい。だって、「うわあー、すごいなー」なんて思ったことがなかっただもの。(笑)
晴天の続く、7月の青ヶ島はご覧のとおり、美しい風景に出会えることも。絶海の太平洋に浮かぶ島なので、紺色の海に空はグラデーション。