歴史民俗館に「八丈町立図書館にも郷土図書を備え付けてありますので、そちらのほうにもご利用ください」と図書館利用案内のパンフレットが置かれてあった。
図書館に行って、調べようということになった。
町立病院の裏といっても、案内標識が少なくわかりづらい場所にあった。
八丈町立図書館の看板はなく、「八丈町コミュニティセンター」の表示が出ている建物の中に入ってみた。
島の図書館にしては新しく、立派な施設。青ヶ島村立図書館は村役場の向かいにあり、カウンターもなく、無人の状態で運営されていたが、こちらはカウンター付き。 今年から電算システムが導入されたのか、すべての本にバーコードがついていました。
東京都図書館蔵書横断検索に加盟しているのかなと思いましたが、対象外。
最寄りの図書館に読みたい本がないときは、レファレンスカウンターに申し出れば所蔵のある図書館から協力車で配送されるシステム。都内に1冊もなければ、他の都道府県からの取り寄せも可能。
八丈島だと内地からの配送や返送にコストがかかるため、電算システムは自館のみのようだ。
郷土コーナーでは島に関する資料がたくさん。八丈島だけではなく、伊豆諸島、小笠原も対象になっていた。
1970(昭和45)年発刊の青ヶ島ガイドブックも蔵書。青ヶ島に着いた定期船は数時間で引き返してしまうため、1ケ月滞在は覚悟しなければならないとか・・・。
当時の交通手段は月2,3回の東海汽船の定期便。今は還住丸が日曜日を除いて毎日就航、ヘリコプターも発着している。しかし、「毎日」といっても建前で実際は海の状態により、年間の就航率は4割だそうだ。
今の時代、天気が良ければその日のうちに青ヶ島に行けるが、昔は大変だったらしい。
ちなみに伊豆・小笠原諸島の公立図書館は大島、三宅島、新島、八丈島、青ヶ島、父島(福祉センター)、母島(村民会館)の7ケ所。 また暇つぶしに入ってしまいました。
「樫立ふれあいの湯」。(W3,000-)
檜の湯船なので、木の温もりが感じられる温泉。(露天風呂も付いています) 「東京電力地熱・風力発電所」の標識を見つけ、左折。
TEPCO八丈島地熱館で遊びながら地熱と風力発電について勉強。
風の当たる良好な場所にわが国の電力会社で初めて風力発電の営業を始めたらしい。
本土のほとんどは火力発電で送電しているが、八丈島は燃料いらずの経済的な発電になっている。
八丈島は何で「ひょうたん」みたいな形になっているのだろうかと前から不思議に思っていた謎がここで解けました。
2万年前、小島と南部地域に三原山が噴火し、丸い島が誕生。
1万年前、北部の八丈富士が噴火し、火砕流でふたつの島がくっつき、平らな真ん中あたりに人が住みつくようになったとか。
(コンピューターグラフィックスで字幕での説明がなかったけど、NoriNoriさんの簡単な通訳でわかった) レンタカーの返却時間が迫ってくる。急げ、急げ!とアクセルをフルに踏んでも40キロまでしか出せない。あまりにもボンコツなので、速度メーターの指針が左右に小刻みで揺れていた。
帰るときに限って、よい天気。もったいないことだ。
返却時間ギリギリで返却、その場で満タン給油。レギュラー1リットル 169円(7月25日現在)。8月からの値上げできっと180円近くになっているかも・・・。
空港まで送ってもらい、飛行機に搭乗。
わずか45分で羽田空港なんて信じられない。
離陸してすぐ到着なので、機内サービスのドリンクはありませんでした。(笑)
予定のとおりに御蔵島に上陸できていれば、帰りも船旅、夜9時過ぎに着くはずだった。
御蔵島から飛行機で帰りたければ、朝6時の八丈島行きの船しかなく、慌しく出て行くしかないしね・・・。 今回の旅に点数を与えるとしたら、半分の50点かな。
御蔵島に上陸できずに残念。来年もリベンジだ!
-御蔵島のところが八丈島!?旅行記 END-