ずっと前から気にしていた、わが故郷の下関市(旧豊北町)角島を舞台にした「四日間の奇蹟」。
ネットでDVDのパッケージを見たところ、音声日本語のみで字幕なし。
私のようなろう者だと字幕がなければ、まるで言葉を全く解しない外国語のようなものなので、購入を見合わせていました。
ところが、今日、図書館の視聴覚コーナーに「四日間の奇蹟」のDVDを見つけ、借りてきました。
青ヶ島を舞台にしたDVD「アイランドタイムズ」は日本語字幕と英語字幕付き。
リモコンの「字幕」ボタンを押せば、音声のみ(字幕なし)→日本語字幕→英語字幕を選べるようになり、ろう者でも楽しめる。
そのDVDが届いたときは本当にわくわくしながら字幕付きで鑑賞したというのに、今回は16倍モードで早送り、「あっ、この場面懐かしいな」「特牛(こっとい)駅だ!」なんて思っただけでストーリーの中身は残念ながらわかりませんでした。
実在するJR特牛駅をロケ地にしたみたいですね。
「特牛」と書いて、「こっとい」と読むのは難読駅だと鉄道ファンの間では知られています。
(もちろん、パソコンでも「こっとい」を「特牛」に変換可能) これは映画の中のものではないけど、2004年、「さようなら祖国最後の夏」と称して友人のヨングク君が山口まで撮影と取材に来たときの写真。
ヨングク君編集のDVDは数枚の写真を1つの動画にまとめたものなので、画面で撮影。
この1年後に映画の撮影が行われたそうです。
自家用車があまり普及していない昭和30年代、この改札口でお客さんの行列、1枚ずつきっぷを切っていたらしい。
1928年(昭和3年)の特牛駅開業時からそのまま使われています。数十年前に駅員さんがいなくなっても79年も旅客を見守っているわけですね。 懐かしい!!と思えたのはこの画像。
上空から見た角島(つのしま)の風景が最後に出ていました。
角島といっても、2000年に角島大橋が開通、陸地つながりになってしまいました。
平成の大合併で「下関市」になってしまい、1日6便の連絡船が往来していた頃と比べると離島らしさ雰囲気が失われたような気がします。
でも、映画で見ると、この青々しい海は相変わらずのようで少しは安心・・・!?(笑)
2001年に北朝鮮の船が座礁し、一時的には有名になってしまいましたが、2003年に撤去。 北朝鮮籍の船を撤去したことを伝える広報ほうほく(旧豊北町の広報紙)の紙面。(2003年7月号)