先に私が盛岡駅に到着、その数分後に八戸からの両親と国王さまとの交流。
土曜日は出勤なので2泊目の盛岡で交流ということになったのです。
交流できたのはちょうどお昼時なので、ご出身が東北地方の女官長お勧めの「ぴょんぴょん舎」へ。
盛岡といえば、わんこそば、ジャージャー麺、冷麺が有名です。
わんこそばは和服を着た女性が手元の小さなお椀に放り込まれる一口サイズのそばなのですが、あなどれません。
50杯くらいだったかな、お腹が膨れてしまったなと「終了」を合図する蓋を閉める前に放り込まれてはそれを食べなければ「終わり」がないということです。
タイミングを見計らい、ぱっと蓋をしめたとしても中にそば1本でも残っていればアウト。
お椀のそばを食べきった状態でないと容赦なく放り込まれてしまいます。
お腹パンパンになってお店を出たことはあるのですが、無理にして食わせるのはハン尚宮(母)にとっては好まないし、ドックおじさん(父)も食事制限もあるので、今回は盛岡冷麺にしました。
すると、ハン尚宮(母)がこんな寒い日に冷麺なんて・・・と思っていたみたいですが、東北地方の建物はとっても暖かいです。
韓国もそうだけど、ほとんどの家庭ではオンドル(床暖房)を炊いているので、薄着で部屋を過ごせるほど・・・。
盛岡冷麺といってもいろんなバリエーションがあるみたいですが、こちらはスタンダード(標準)です。
冷麺といえば、北朝鮮の平壌が発祥地。
ぴょんぴょん舎のホームページによれば、「平壌に故郷を持つ料理人が故郷に思いをはせて盛岡で冷麺を作ったのが盛岡冷麺の発祥」とのことです。
韓国で冷麺を食べたことはあるのですが、コチュ(唐辛子)たっぷりで辛かったのですが、こちらのはあっさり味で麺もコリコリして美味しい。
平壌の北緯は39度、ちょうど盛岡も同じく40度だったのですね。
朝鮮半島の38度線より北は北朝鮮なのですが、北朝鮮の領土に1分間は滞在した経験はあります。
板門店(パンムンジョム)の停戦会談場は38度線をまたがっていて、マイクの線が国境線になっています。
建物の中だけ国境線をまたいで北朝鮮領に踏み入れることも可能。
北朝鮮側からのツア-と鉢合わせにならないように韓国兵が建物の中に誰もいないことを確認すると、四方に兵士を配備。
それから私たちを建物の中に案内されるのですが、滞在時間はわずか3分程度。
北朝鮮側のドア付近も韓国兵がしっかりとガードしていました。
万が一ドアを開けて、外に踏んでしまえば、北朝鮮に亡命したことになり、日本に帰れなくなる可能性も・・・。 今度は石焼きビビンバ。冷麺は北朝鮮、こちらは韓国です。
よくかき混ぜ、おこげがつく程度になれば食べ頃。
イカ、エビたっぷりの海鮮チヂミ。
盛岡なのに、朝鮮半島のお料理を味わえました。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした~\(^o^)/