東京中央郵便局がどのように変わったのか、ちょっと気になったので行ってみました。
房総半島各方面からの高速バスが集約するところなので、待たずにすぐ乗れます。
田舎暮らしをしていますと言いつつも、自宅から東京駅までほぼ1時間くらい。
電車で行くと本当に遠く感じるのですが、アクアラインだとあっという間です。 バス停は東京駅八重州南口、以前までの東京中央郵便局は反対側の丸の内南口。
連絡通路を通らなければならず、億劫と思っていたのですが、今回の移転先は八重州北口。
バス停からちょっと歩くと「東京中央郵便局」の案内標識が出ました。
空を見上げないと看板が見えないので、目線でわかりやすくするために設置しただろうと思います。
これが東京中央郵便局(仮店舗)!?
今までのイメージをひるがえすほど小さな局舎になっていました。
丸の内南口にあった旧局舎は一歩踏み入れると、さすがに日本一の郵便局だと感じさせるような雰囲気だったのに、これだと「中央」ではなく、「駅前」郵便局のようです。
土曜日だということもあって、まるで地方ののどかな窓口のように見えます。
この窓口に出せば、消印は「東京中央」。(ポストは「銀座」)
レンガ造りの東京駅をモチーフにした風景印もあります。
何も言わずに出すと、普通の消印になってしまうので「風景印お願いします」とリクエストすると押印してもらえます。 過去に発売された記念切手もありました。
旧局舎でやっていた販売方法を引き継ぎ、番号を見て欲しい切手の枚数を用紙に記入して窓口へ。
中央郵便局前のポストはなかったけど、駅前にポストがありました。
民営化される前までは、取り集め回数が多かったような記憶はありますが、今回は1日4回。
職場のポストも民営化前までは1日5回の取り集め時刻が表示されていたのに、今は2回だけ。
「前に比べると極端に少なくなったな~」と思っていたけど、大都会のポストも同じように回数が減ったみたいです。
私の住んでいるところのポストはなんと1日1回だけ。午前10時だけです。
郵便局の窓口だとその日の消印で配送されるので、昼過ぎならそのほうが早く届きそうです。 今度は旧局舎に行ってみました。
この建物は1931(昭和6)年着工、1933(昭和8)年竣工だそうです。
皇居を対象外にした米軍の方針により、レンガ造りの東京駅舎や中央郵便局は免れただろう。
今まで何度か行っているのに、戦前の建物だったとは全然気づきませんでした。 時計の針も取り外され、「東京中央郵便局」の文字も覆われていました。
その建物を残し、真上に37階建てのJPタワー(仮称)が出来る予定。
その時計が動いていれば、丸の内界隈で最初に今の時刻を知るようなものなので、将来はぜひ復活して欲しいものです。