朝5時22分。異常な揺れに気づき、目覚めてしまいました。あたりを見回ると、本棚や電気スタンドがカタカタ揺れていました。今回の地震は少し長めだったようです。
外の様子を見ると、キジバトちゃまは来ていませんでした。あとで母から聞いた話。
「地震がおさまり、縁側のシャッターやカーテンを開けると、そこになんと野良猫が待っていたんですよ」
「朝の5時20分頃?」
「そう、朝早くから来るなんて・・・。ごはんをあげたら喜んで帰って行かれました」
私が朝食中、縁側にひょっこと現れました。
「はじめまして」とじっと私を見ていました。
「ごはんあげる?」
「今回は遊びに来ただけなので、気にしなくていい」
猫は気持ちよさそうに毛繕いをしたり、うたた寝したり・・・。
猫がいるときは、キジバトちゃまは全然来てくれません。
仕事から帰り、「キジバトちゃまは来てた?」と聞くと、「猫がいなくなって、しばらく来ていました。昼に猫が来て、ごはんを食べて帰ると、今度はキジバトちゃまが来て・・・どうやら、交互に来ているみたいですよ」
なるほど・・・。4月24日の東京新聞トップページのコラムにこのような文章が載っていました。
「自宅マンションのベランダから見下ろせるヤマモモの木に、つがいのキジバトが巣を作ったことがある。ひなが孵るのを期待していたある日、激しい鳴き声が飛び込んできた。2階ぐらいの高さにあった巣を忍び寄ってきたネコが襲った。卵は地面に落ち、悲しげな声を出していたキジバトは戻ってこなかった。小さな庭で繰り広げられていた厳しい生存競争だった。新潟県佐渡市で36年ぶりに自然界での孵化が確認された国の特別天然記念物のトキも、カラスやテンという天敵との戦いが待ち受ける」
どうやら、可愛がっているキジバトちゃまはネコやカラスなどの天敵に襲われることはなく無事だったようです。
今日のナニコレというテレビ番組も工場に侵入してきたハトを追っ払うためにタカを飼っているとのこと。「ドバト」なので、タカに襲われそうになったことをすぐ忘れ、また工場に戻ってしまいます。
「ドバト」はすぐ忘れるみたいですが、「キジバト」はかなり慎重。ネコはいないか、空から丹念にチェックしているようです。
同じハトだというのに、「キジバト」のほうが知能が高く、賢明。