朝夕はエアコンがなくても涼しくなりました。ここは田舎だからでしょうか、過密住宅地に比べると夜になると爽やかな風が入ります。房総の田舎に越してから夏の間、エアコンを入れて就寝は1度もありません。じゃあ、エアコンはなくても大丈夫じゃないかと思われそうなんですが、実は昼間の室温は窓を開けても32~33度、かなり暑いです。窓を閉め、エアコンにピッとスイッチを入れるが・・・・なかなか涼しくなりません。汗が滴り落ちる一方。エアコンの吹き出し口に手を当てると、生温い風が出てくるだけ。間違えて暖房モードにしたのでは?とリモコンを確認するとちゃんと「冷房」を表示。いったん、止めて、コンセントを抜き取り。再び入れなおしても、結果は同じ。フィルターを取り外し、掃除。それでもダメ。
冷蔵庫の製氷機が自動的に氷を作ってくれない現象が出たとき、冷蔵庫のコンセントをいったん抜き取り、しばらく待って再度入れたら、内部の制御機能がリセットされ、復活。室外機のコンセントはどこにあるかわからないので、ブレーカーを落とし、しばらく待って復旧。これでも・・・ダメでした。今使っているエアコンは前の住んでいたところから持ち込み、通算14年目。クーラーガスを補填すれば直せるような気がし、調べてみたら工賃込みで1万5千~2万が相場。最新のエアコンは10年以上前より電気代が半額以上。
青ヶ島のふれあいサウナでも、脱衣所横の休憩室は地熱でかなり蒸し暑く、エアコンの設定温度を16度や18度に設定してもなかなか効かない。しょちゅう壊れるらしく、休憩室の窓越しに壊れたエアコンの室内機や室外機が無造作に置かれています。まだ新しいモデルだし、新品に交換するほどではなく、クーラーガスを補填すれば大丈夫のような気が・・・。
今使っている14年目のエアコンはガスを補填して使い続けるよりも省エネの新品に交換したほうがお得のような気がします。買い替えは仕方がない。余計な出費が・・・うううっ!!ずっと壊れないと思っていただけにショックです(笑)
ランチ を終えると、若女将さんが「ここではお飲物の提供はございません。お持ち込みになります。冷蔵庫はどうぞご自由にお使いください。ポケットの冷水はご自由にお飲み頂いても大丈夫です。あの食器棚にコーヒー、紅茶があります。お湯ポットはこちら。お食事もセルフサービスです」「ありがとうございます。初めまして、というわけではないですよね?以前、何度かお会いしたような」「そうですね、昔から見覚えがありますよ」・・・(略)・・・「もしかすると、Q太郎さん?」「Q太郎?それはどなたなんですか?」「ワンちゃん」「あー、Q太郎ではなく、キュウですね」その前のワンちゃんは「ハチ(8)」。人間で言うと100歳以上の高齢でお亡くなりになり、「8」の次の「9(きゅう)」を溺愛中だそうです。南の島だと言うのに、寒さに強いはずのシベリアンハスキー。
島で唯一のお店、十一屋酒店です。酒だけではなく、食料品、野菜、冷凍食品、雑貨などなど。向かいは、自動車整備工場にガソリンスタンド。プロバンガスも取り扱うし、浄化槽のメンテナンス、運送、たこやきなどなど、島民たちの暮らしを支えるお店です。
若い息子さんは島で生まれ、島にある教育機関は小中学校しかないため、やむを得ず島外へ。住み慣れた土地に愛着があるので、現在は島民たちのマイカーをメンテナンスする自動車整備士です。サラメシにも出ていましたが、とても人柄がよく、テレビ局のインタビュアーに島の自然について丁寧に解説。「あのー、十一屋のお兄さんに、恋ケ奥にある大杉までご案内していただけるかしら?」と青ヶ島のお友達を通してお願いすると、快諾。以前の青ヶ島で大杉を探そうと思っても、具体的な場所は知らないし、地元の方と一緒でないと遭難する場所です。お兄さんはガイドのベタランです。
初めて青ヶ島に上陸した1999(平成11)年。最初に知り合ったのは店番の女将さん。何回も島へ行っているうちにお父さんと知り合うようになり、社会人になったお兄さんと弟さん。お父さんの作る「たこやき」は絶品ですっ!!
昔の十一屋さんは、ほとんど全面ガラス張りだったのに、現在はご覧のとおりになりました。ガラスが大きいと、台風対策の養生が大変。ガラス面を小さくしたほうが養生の手間を省けます。絶海の孤島を通過する台風は想像を絶するほど猛烈ですし・・・。 店内。缶のプルタブを下向きで並んでいる理由は・・・青ヶ島は風が強く砂埃が空気中に舞い上がり、口にする部分は砂埃が付着することもあるので、下にしたほうが清潔だそうです。(ずっと昔、女将さんがテレビで解説)
女将さんは、青ヶ島に関するテレビ番組によく出ているので、もはや有名人になっています。
1999年(平成11)年はインターネット黎明期。青ヶ島に関する情報はあんまりなかった。写真もなかった。これを初めてみたときは衝撃でした。なんと、ものすごく険しい島なんだろうと。
「明日ですね、10時、ここで待ち合わせして、大杉ガイドに出発しまーす」
「はい、明日はよろしくお願いします」
「今日は尾山展望台大丈夫ですかね・・・?」
外に出て、尾山展望台方面を眺める。
「あの部分、真っ白な霧がかぶっているので、登っても見えないじゃないかな」
尾山展望台はパスにして、大千代港、三宝港、空中ベンチ、サウナ。と観光順を頭にインプット。
小中学校前の信号機。子どもたちが内地に行ったとき、信号機初めて見たという事態にならないように、教育の一環として、1997(平成9)年設置。
初上陸、1999年当時の十一屋さんが映っています。昔はほとんどガラス張りでした。 昔も今もずっと猫を放し飼い中。1999年のVTRにも猫がいましたし・・・。