次は茂尻駅。
ここでも炭鉱の街だった頃の名残で駅舎もかなり立派で貫禄があります。もともとは貨物駅として1918(大正7)年に建てられたものなのか、旅客駅に転換した1926(大正15)年なのかこれを示す確証なものは見つかっていないとのこと。
この周辺は赤平市茂尻(もじり)という地名だけど、駅名は「もしり」。四国の秘境駅、「坪尻」は「つぼじり」と表記。この漢字を見ただけで、岩手県のJR山田線、茂市駅と徳島県のJR土讃線の坪尻駅を合体させたような印象。
茂市駅は今は無き秘境路線の岩泉線始発駅だった。沿線の秘境な雰囲気に一時ははまってしまい、一時は青ヶ島通いと同じく何度も岩泉線に乗りに行ったことも。鉄道に乗っているときは駅周辺の散策ができないので、マイカーで「そうだ、岩泉線」という感覚で連休の前夜、いきなり出発。といっても、盛岡ICまではおよそ600キロ。仙台付近まで頑張って運転したのに、盛岡までおよそ200キロの看板に「ひぇー!ここまで400キロ、まだ200キロも!」20代は「若気の至り」の言葉があるとおり、ジジィになった今では考えられないような行動ばっかりしていた。「そうだ!青ヶ島!」と当日の思いつきで出かけるとか・・・。(現在はいきなりの思いつきで出かけても、宿の予約なしでは上陸できません)
3月27日の16時半頃です。今は夏至近くになっているので、太陽の位置はまだ高いかと思います。
うちのジローさんやふてにゃんも「ぺっしん」の予約が無事に取れ、今日は市が用意した会場へ連れていきました。テレビで様子を見たジローさんが斜めから刺すのではなく、ぷすっと刺すような形になっていて、いかにも痛そうだと以前からブツブツ・・・と。会場に着いてしまった以上、まな板の鯉。
予約は時間制なので、混んでいる様子はなく、空いていました。
受付で送付されたクーポン券、身代わり防止のため、本人の確認が取れる書類、予診票の3点を提示。本人確認が取れたら、会場へ。看護師さんが予診票を確認。もしかしたら、お薬手帳もいるんじゃないかなと思って持っていったのがよかった。現在の服用中の薬を確認しながら予診票に転載。
今度は医師のいらっしゃるブースで接種可否の確認。先週、かかりつけの先生に問題はないと確認とれましたと伝え、許可。
ふてにゃんは文字が読めるので、私はジローさんの付き添い。あっという間に終わり!看護師さんは20代前半かなと思えるような可愛い女性の方。それでジローさんはテレビで何度か見かける「痛い」イメージは吹っ飛び、「全然痛くなかった」と。もしかしたら、いかめしい雰囲気がする看護師さんだったら、打つ前から先入観もあり、恐怖心も増すかも知れない。顔で痛い、痛くないと決めるのはあかんですけどね。
今のところ、副反応などは全然出ていません。特に2回目以降は反応が出ることが多いようなので、要観察です。
「ぺっしん」については、お住まいの市町村により対応が異なります。まずは医療機関関係者、介護関係者、65歳以上の高齢者、65歳未満の一般の方といったとように対象者を段階的に実施しています。人口の少ない村でも「ぺっしん」は確実に届き、順番に実施するとしてもすぐ一般の方も対象になり、「村」のほうが早く受けられそうな気が・・・。
「ソーシャルディスタンス」という言葉は中国ウイルスの世界的パンデミックが起因。
隣の家までかなり離している「ソーシャルディスタンス」の家。北海道の広大な土地、密着して建てる必要はなさそう。
ここからが北海道赤平市に入ります。さっきまでは芦別市、ここでも赤平市。あまり知られていないマイナーな市名だけど、鉄道ファンの方は地理に詳しく路線名や全国の市町村を見ただけで都道府県名を言い当てる。例えば、「御杖(みつえ)村」。それはどこの都道府県に属するかはかなり、ムズなレベル。JR東海の名松線、伊勢奥津駅は平成の大合併により、三杉町を津市に編入。伊勢奥津駅からおよそ3キロ先は奈良県との県境が敷かれており、あそこは奈良県宇陀郡(うだぐん)御杖村。宇陀市内にJR線はないけれど、近鉄大阪線が通っています。
平岸駅は周辺に民家が見えるので、秘境駅ではありません。北海道は秘境駅が多い印象がしますが、今回の目的は秘境駅ではなく、JR全線で唯一未乗区間を片付くため。つまり、JR全線全路線完乗のゴールは滝川、ということになります。もう少し拘ったゴールをすればよかったんですけど、私はそのように考えていませんでした。友人はもっと上でした。ゴール達成の話は、こちら。
平成が終わらないうちにゴール達成。平成31(2019)年3月17日。
私は中国ウイルスのせいで延期、延期・・・・。2年遅れで令和3(2021)年3月27日に達成。
5月15日 土曜日。今日はベタ凪ぎなので、あおがしま丸の就航が決定されました。今の時間はおそらく三宝港に向けて航海中。中国ウイルスにより、北海道に昨日緊急事態宣言が出たため、15日以降の臨時観光列車は急に運転取りやめとなりました。せっかく1ヶ月前の10時に臨時の指定席が取れたのに、フイになったとか、前日のうちに飛行機で旭川入り、翌日の臨時列車を計画された方も列車が消えたとか、ツイッターで激痛な投稿がちらほらと・・・。JR北海道さんもせっかく予約で埋まっている列車をウヤ(運休)にしたくないだろうと思うんですけど、緊急事態宣言が出ているのに内地から大勢の人が来ているとなると緊急事態宣言の意味がなくなってしまいます。この決断は仕方がないかなと思います。
3月下旬に2ヶ月もおよぶ緊急事態宣言が解除され、今までずっと我慢していた鬱憤晴らしに北海道へ。その頃はまだ中国ウイルス感染者は少ないんですが・・・2ヶ月近く経った今、またもや北海道に緊急事態宣言が発出。期限は明後日の16日から31日まで。日本各地に中国の変異株が拡がり、特に大阪でインド由来の変異株を発見。先行きが見えず予断を許さない状況なので、オリンピックはもう中止にして欲しいんですけど。
線路が見えてきたら、次の駅に接近。
芦別市内の中心駅、芦別駅。
2016(平成28)年まではJR北海道の直営駅でみどりの窓口のマルス端末設置。一時は無人駅、芦別市がきっぷの発券業務を受託。POS端末が置かれるかと思ったら、なんと紙のきっぷによる補充券で対応。
・芦別市のホームページでも芦別駅で購入するように呼びかけは こちら 。
乗車券は乗車日の1ケ月の10時からと記載されていますが、厳密に言うと1ヶ月の10時からといえば、指定席券の発売。
マルス端末も撤去されているので、もしかしたら、滝川駅のみどりの窓口に電話で照会かな。席が取れたら、紙の補充券に手書きまたはゴム印で転記。昭和っぽい雰囲気が漂うものなので、きっぷ収集家にとっては垂涎の的となっているんです。北の地紋にJR九州の特急や九州内の乗車券も発券できるかどうかは不明。私だったら、POS端末がなくても時刻表の営業キロや九州、四国、北海道に適用する換算キロ、地方交通線の加算運賃など、電卓をたたくかも。
除雪のラッセル車。これがないと、定期運行ができなくなってしまいます。まさしく、縁の下の力持ち。まだまだ北海道の話は当分続きそうです。
道内における冬期の暖房費は本州に比べると支出割合は多い方だと思います。道内の勤務先では正社員であれば冬期のみ支給される寒冷地手当なるものもあります。詳しくは知りませんが、所帯持ちか単独で暮らしているかどうかで支給額が変わるそうです。
さっきから似たような風景が続き・・・
昔、炭鉱の街として栄えていた芦別市なんですが、現在は人口が著しく減少。芦別市の隣は、日本一人口の少ない歌志内市。日本一人口の少ない村は東京都青ヶ島村の166人(2021年4月1日)がナンバーワン。市としては、北海道歌志内市の2994人(2021年3月31日)。
芦別市の人口は12611名(2021年4月30日)。
駅舎は跨線橋を渡って向こう側。今は無き島ノ下駅、野花南駅も全く同じデザインの駅舎になっています。
富良野から滝川まではJR全線達成のラスト乗車なので、しっかりと車窓を眺めて・・・
3月の終わり頃の北海道。このエリアはまだまだ雪が残っていました。いまはもうすっかり溶け、地肌も出ている風景だと思います。
なかなかとなりの駅に停まりません・・・。いったい、どういうことなんだろうとスマホで調べてみたら、富良野駅15時52分発、となりの野花南駅16時10分と出ていました。距離はなんと19.4キロ。要所時間は18分。時速にしたら、およそ65キロ前後。東京から川崎までも同じ距離で途中の停車駅は新橋、品川のみで18分。今乗っているキハ40は20キロもノンストップだけど、電車に匹敵するほどの速さで走行中。
踏切を渡って・・・
まもなく、野花南駅。
前の駅は「ふらの」とシールで覆っていますが、シールの下の駅名は・・・?2017(平成29)年のダイヤ改正時に信号場に格下げした「島ノ下」駅。駅舎はまだ残っているはずだけど、全然気づかず・・・。1日の平均利用者が1名なので、廃駅はやむを得なかったかも知れませんが、ここでも3名前後。
乗降客ゼロのまま出発~!!
駅舎は立派だけど、無人駅です。
5月12日 水曜日。今朝更新しようとしたら、今日Windowsの定例アップデート。更新プログラムが降りてきて情報を更新できず。本日は就航です。今の時間は三宝港入港中。折り返し出航準備中。ライブカメラしょっちゅう壊れるみたいだけど今は内地に居ながらにしてリアルタイムで港の様子はみられるか確認中。→確認できました。
2020(令和2)年9月27日(日曜日)。以前までは休日であっても行楽客がそこそこいたのに、今はご覧のとおりガラガラ。中国ウイルスのせいでオンラインによるミーティングが急速に進み、新幹線の需要が減ってしまっては困りますし・・・。
小郡を出る・・・いや、新山口でした。眼下に広がる機関区の車庫。
この風景、まさしく「国鉄」そのものだけど、JR西日本発足してから数年後の1991(平成3)年頃から国鉄のイメージを払拭するため、イエローとホワイトの境目にグレーの帯を纏ったカラーリングでデビュー。ところが・・・20年後の2011(平成23)年頃から塗装代節約のため、ディーゼルカーは国鉄のタラコ一色のみに戻し、電車はイエローのみに。JR西日本だけではなく、他社もリバイバルカラーとして、この色を採択。
いったん、東京に戻り、1ヶ月後の10月終わり、GOTOキャンペーンの割引を利用して再び山口へ。地域振興のために政府から半額の支援があったんですけれども・・・売り上げが伸びる一方、中国ウイルスをかえって拡散させた結果になり、12月20日頃からキャンペーン取りやめ。歳末のJR四国旅は12月18日にチェックインなので、助成を受けられました。
新山口を発って4時間10分頃。多摩川を渡り、東京都内に入りました。山口県の何もない田舎に住んでいた頃、東京は本当に遠いところと思っていたんですけど、今はもうあっという間に東京へ行ける時代。半年以上続いた旅行記はこれで終了いたします。現在は中国ウイルスのせいで思うように鉄分補充ができず、もうストレスの度合いはマックスに。
5月11日火曜日。本日は就航します。5月に入って3回目の就航になります。例年に比べると就航率は下がっています。連日のように中国ウイルスの話題・・・。変異株の拡がりが深刻な状況になっています。また全国に緊急事態宣言が出る話が出ています。
まもなく、富良野駅。ここに来れば真っ先に思いつくのはファーム富田の壮大なラベンダー畑。オキナワはもうすっかりご無沙汰なので、今度の家族旅行はオキナワ、と考えていたのにジローさんはなぜかオキナワは外国だと言う。もうニッポンに返還されてから半世紀近く経つってば・・・。オキナワよりも北海道に行きたいと。北海道のどこ?と尋ねると、きれいな紫色のお花そしていろんな彩りの花が見られるところ。確かに2000年、ファーム富田に連れてあげたことは忘れられなかったみたい。あの風景をもう1度、だとしたら、ベストシーズンは7月になります。
7月はラベンダー畑に停車する臨時列車の「富良野・美瑛ノロッコ号」があるんですけど、ジローさんは非鉄(鉄道ファンではない)なので、乗っても楽しくないんだろうな、たぶん・・・。
富良野を出た直後のホテル。
天然温泉付きのビジネス系ホテル、ドーミーインホテルがここでも!!ここで温泉が湧き出ているわけではなく、ホンモノの温泉が運ばれてきます。全国のJR系ホテルだけではなく、ドーミーインも天然温泉に入浴でき、快適。ダイワロイネットも全国どこでも広々とした客室で統一された室内インテリア。
ん!?今乗っているのは確か、根室本線の滝川行きなんだけど、なぜか右側の富良野線を走行中。乗り間違えているわけではないんだけど、一瞬どきっとする風景。
しばらくしたら、滝川方面の左側レールへ移動、右側は富良野線。旭川へ向かいます。滝川まで乗ってしまえば、北海道から九州までJR全線完乗ーっ!!
ツイッターに載っていたJR西日本のポスターです。
「不正乗車の人を見てしまったー 本当にカッコ悪いし恥ずかしい。電車があるから学校も通えるし、仕事もできるのに。改札スルーなんて万引きや食い逃げと一緒じゃん」
確かにそのとおりです。JR西日本の在来線車両に乗ると必ず目にするもの。無賃乗車または中間無札を発見次第、3倍の増運賃をいただきますという車内の端っこの天井付近に掲示。無人駅の多い路線からICカードエリアに入る境界駅では中間改札もついている。例えば、姫路駅の姫新線または播但線から山陽本線に乗りかえるのに中間改札。加古川駅も山陽本線から加古川線へ乗りかえるのに中間改札。和歌山駅も同じく和歌山線と阪和線のホームの間にもあります。中国山地のローカル線はほとんどワンマンカーなのに、たまに車掌さんが途中から乗り込み、検札。山陰本線もワンマンカーにたまに車掌さんが乗務し、無人駅からのお客さんの特徴を覚え、ロックオン。JR6社の中で最も仕事をしているのはJR西日本。何もない山口県の田舎で過ごしていた頃は何度も検札やロックオン・・・なので、出前の注文も私のところで注文内容と金額は合っているか検算。もし、足りないときは金額を見て推理。該当しそうな人にロックオン。あの、すいませーん、〇〇円足りないんですけど・・・?と伝え、ちゃっかり徴収。今日もまた足りない、という騒ぎがあり、またもや、元メシアシの私の出番。「今日は私のところで検算したときは問題なかった。ということは私よりあとから注文した人なんでしょ?〇〇円足りないとわかっているので、これを注文した5人に聞いてみましょうか?」「あ、いや、わざわざそんなことしなくてもいいですよ。親睦会の缶から補填しましょう。5人に聞くとしたら、相手を疑うに等しいからそれはしなくていい」で解決。出前の注文で足りないときはみんなのお金で出し合った親睦会からのカネで補填。それでも足りなくなったら、また補填ですかね。前のところでメシアシをしていたときは、「〇〇さーん、〇〇円足りないんでーす」となぜか電話をした私に請求が来て自分のポケットマネーで補填。それを何度も繰り返されては許されないので、それ以降はしっかり検算してちゃっかり徴収していたので、足りないから親睦会のカネでってことは1度もなかったんですけどね。ここは日本の東側なので、キセルでもされたら目をつぶす、というやり方。今のメシアシさんは4月に入って来たばかりの新人さん。先輩に足りないからカネをよこせ!となかなか切り出せないかもしれない。
5月10日月曜日。昨年の今頃は全国に第1回目の緊急事態宣言発令中、中国ウイルス感染者の数は全国100名未満。ところが、現在は昨年の同期に比べると数倍も桁違い。それでも東京オリンピックを実施する方針で準備を進めていくみたいだけど、さっさと中止にしろ!と国民の大半は思っているはずです。さて、今日は就航できそうだと予想はしていましたが、残念ながら欠航になりました。明日は今日よりも凪いでくるので、就航できそうな見込みです。