先日行った高尾山にある「トリックアート美術館」で撮った、「“おかさん”巨大化する!」の写真を、学び舎の掲示板に貼ってみました。
この写真です。
いろいろな子がそれを見て“おかさん”に話しかけてきます。「どうやって撮ったの?」とか「なんか変なことしたの?」とかです。“おかさん”の思惑通りです。
しかし中には、「あ!これテレビで見た!」でおしまいになってしまう子もいます。とても残念です。テレビや雑誌で見てそれだけでわかったつもりになってしまうことが・・・。そして、それ以上中身に興味を持たないことが残念でなりません。こんなに不思議なことが目の前に展開されているのに。
とはいえ、“おかさん”も多分にそのような傾向があります。テレビで見て、「すごいなあ!」とは思うものの、「ふーん、そうなのか!」で終わってしまうことばかりです。
一方、テレビや雑誌に触発されて、「俺もやってみようとか、私も行ってみようとか」いう気になることもしばしばあります。この前学び舎で行なった、「マナビヤスイッチ」もNHKの番組に触発されて行なったものです。このような例も、例を挙げ始めたらきりがないくらいになってしまいます。
なので、一方的にテレビなどのメディアの悪いところばかりに目を向けても仕方がないような気がしますが、テレビの功罪について考えたとき、“おかさん”にはどちらかというと罪の方が若干大きいような気がします。
子どもなど、見るほうにそれなりの見識が整っていない場合、メディアに流されてしまうと思うからです。
学舎ではこれからも、「実際にやってみることの大切さ」、「実際にやってみることの楽しさ」を子ども達に伝えていきたいと思います。