今回参加の中学1年生の内の一人が、ものすごく昆虫に詳しく、昆虫を見つける目も、ものすごくよいということがわかりました。普通の人なら見逃してしまうであろう昆虫も、彼にかかるとバシバシ見つけられてしまうありさまでした。また、この子の外にも昆虫好き、虫取り名人などがそろっていたので、あちこちで珍しい昆虫を見つけては、みんなで歓声を上げていました。
それにしても、すごい知識です。ザトウムシとか蜘蛛などは苦手のようでしたが、昆虫と呼ばれるものに関しては、すぐさま候補の虫の名前が彼の口から出てきました。「すきこそ物の上手なれ!」とはよく言ったものです。
以下彼を初めみんなで見つけた動物の写真を列挙します。
昆虫の脱皮後の抜け殻↑
ヤママユガの繭。今回は一箇所で割りと大量に見つかりました。↑
(この繭の糸を紡いで出来た布は高級品なのだそうです。)
トイレにあったヤママユガの繭の中では何かがうごめいていました。↑
今年は大量発生したようで、かなりの繭を目にすることが出来ました。
日本の国蝶であるオオムラサキにもよく出会いました。盛んに樹液を吸っていました。↑↓
恥ずかしながら、オオムラサキがこんなに身近にいるとは知りませんでした。
オオムラサキはなかなか羽を開いてくれないので、貴重な写真です。↑
蜘蛛にもたくさん出会いました。
ナナフシが2匹↑競争をさせて楽しんでいました。
ここからは、カミキリムシの仲間たちです。何種類もいました。
上のは死んでしまっています。↑
きれいですよね。↑
カエルにも何種類か出会いました。みんな愛嬌のある顔をしていました。
この顔最高でしょ。何か威張っているような・・・・。
サワガニ↑でかい。
こちらはシオマネキのように片方の足が大きい。↑
トンボにもたくさん出会いました。↓
オニヤンマは飛んでいて写真に収められませんでしたが、矢後を発見しました。↑
そのほか、いろいろな昆虫と出会いました。↓
アブまで平気で捕まえてしまいます。↑
ランタンの火に誘われてきました。↑
甲虫類もかなり見つかりました。
クワガタの仲間?↑
アオカナブン?ルリイロカナブン?名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました。↑
色がとてもきれいでした。カナブンの上にいるのがオオムラサキです。
これは川の中にいた生物。名前は後で調べたいと思います。↑
この他にも、たくさんの種類の野鳥や蛇などにも出くわしました。
こうしてみると、まだまだ高尾山には豊かな自然が残っていることがわかります。ただ、今回ものすごい量の登山客や観光客に出会いましたが、一部の人のマナーの悪さを見ると、先行きがちょっと心配です。
<追記>
今回“おかさん”が確認した野鳥は次のとおりです。久々に見るその姿や声に学生時代を急に思い出したりもしました。
[姿を確認できたのは、次の7種。]
ヒヨドリ、シジュウカラ、コゲラ、アオゲラ、ガビチョウ、キジバト、オオルリのメス(ヒタキ科であることは間違いないが、確実とは言いがたし。)
[声だけ確認できたのは、次の6種。]
イカル、ホトトギス、ウグイス、ヤブサメ、クロツグミ(?たぶんあの声量はクロツグミだと思われる。)、トラツグミ
ちょっといい声で鳴いているので何かなと思って見てみたら、なんと外来種のガビチョウでした。非常に残念。こんなところにまで勢力を広げているとは!。
それと、今回声だけでしたが、明け方確認したトラツグミ、ならびに6号路の谷で聞いたヤアブサメは、ずいぶんと出会っていなかったので懐かしくて仕方がありませんでした。