先日子ども達と訪れた高尾山ですが、行くたびにその変貌振りに驚かされます。その驚いたことをいくつかご紹介します。
①ビアマウンテンの混雑
ビアマウンテン(夏の夕方から夜にかけてだけ営業するビアーガーデン)では入場整理券が配られていて、番号を呼ばれた順に入っていきました。お客さんは若いカップルが多かったように思われます。
②夜の薬王院の人出の多さ
ムササビ観察時、薬王院に何十人もの人がいるのでビックリしました。にぎやか過ぎます。聞いて見るとどこかの大学の生物部の部員、四十数名だそうです。
また、真っ暗になった夜の8時過ぎなのに薬王院の境内を行き来する人が割りと多いのにもビックリさせられました。彼らは、懐中電灯を煌々と照らしながら物音を立てながら歩いていきました。
③真夜中の山頂での驚き。
山頂で夜景や星の写真撮影をしている人が一人いました。また、われわれとは別に大学生のグループが一組山頂で野宿のようなことをしていました。・・・・この辺までは、“おかさん”の想定の範疇でした。
しかし、その後夜中の1時や2時くらいに登ってきて、「ヤッター」という雄たけびを上げているグループの出現や、何をしにきたのかわからないけど夜中に懐中電灯で歩き回る人が何人(何グループ)かありました。中にはロングスカートを身にまとった繁華街の女性を連想させる女性の姿もありました。これには本当に驚くとともに子ども達の安眠が妨害されて参りました。
極めつけは、ミニパトカーが山頂に夜中の2時だか3時だかに現れました。何をするでもなく帰りましたが、これには本当に驚かされました。 一体何の目的で登ってきたのかさっぱりわかりません。現在の高尾山は“おまわりさん”の見回りが必要なくらい治安が悪くなってしまったのでしょうか?
④真夜中の山頂での驚き(その2)
12時くらいに女の子たちがトイレに行くのに同行したときのことでした。“おかさん”が一人トイレの外で待っていると、頭上で「パサッ!」と、まるで天狗が飛んできて木にとまるような音がしました。その物体はかすかな鳴き声を発すると、ほとんど音も立てずにて飛び去って行きました。
2匹の天狗ならぬ、ムササビでした。“おかさん”は夜の高尾山にこれで5回くらい登っていますが、山頂付近で、しかも、夜中近くに彼らの姿を見たのは初めてでした。
⑤2日目の下山時の驚き
私達のグループは朝6時に下山を開始し始めたのですが、下山早々から道で多くの登ってくるグループに出会うのです。山道では登り優先ですので、留まることとまること、何回となく道の脇に避けました。ものすごい数の登山者です。尋常ではない多さにビックリさせられました。
昔は、夜高尾山の山頂で野宿しようという変わったやから(変人グループ)は、“おかさん”とその仲間くらいでしたが、現在は、上に記したようにいろいろな変わった人たちが高尾山を訪れるようになってきているようです。
それでも頑張って、何一つ文句も言わず、ほぼ昔と変わらぬ姿を見せてくれている高尾山の存在が嬉しい限りです。(ガビチョウの跋扈や蚊の山頂での出現など目に見えない変化がちょっと怖いですが・・・・。)
<追伸>
昨日夜9時35分くらい、「森の学舎」の庭で一匹の狸(たむき)を発見しました。ばっちり目と目を合わせてお互いの存在を確認しあいました。
これより少しスマートな感じでした。↑びっくりして目を見開いていました。この写真はネットで拝借。
(“おかさん”もびっくりして目を大きく見開いてしまいました。)
7年前くらいに、隣の郵便局の駐車場に狸の死体を見つけたことがありましたが、生きている狸を2~3mという至近距離で確認するのは初めてです。スマートな体系の狸でした。本当にびっくりです。
写真は狸が歩いていたすぐそばに植えられているキュウリです。こんな短い茎に、4つもの実をつけています。
まだそれぞれ5~6cmくらいの小さな実ですが、すぐに大きくなることは間違いありません。
土の中からの栄養素と太陽の力とでこれほどまでに成長するとは、どう考えても不思議でしかありません。