昨日NHKの「SONGS」という番組を偶然見ました。
そこで流れていたのは、私の奥さんが昔大ファンだった「ザ・タイガース」。
洗濯物乾しを終え、テレビに見入っているかみさんを見ていて、「へぇー」と思いながら添削作業をしていました。
「ザ・タイガース」が終わって、これでおしまいかと思ったら今度は「由紀さおり」のSONGSが始まりました。
そう、「夜明けのスキャット」で大ヒットした由紀さおりさんです。
それをそれとなく見ていたら、由紀さおりさんが当時はまっていたという、「セルジオメンデス66」のレコードジャケットが画面に一瞬流れました。
“おかさん”が始めて購入したLPです。
とたんに“おかさん”は30年前以上にタイムスリップしてしまいました。
先程「ザ・タイガース」の演奏を聴いた私のかみさんがそうしていたように。
話は変わりますが、我が家では「レコードプレーヤー」が壊れてしまっていて、ずっとレコードというものを聞いていませんでした。
そんな時に、息子がネットで格安のプレーヤーを見つけたらしく勝手に購入していました。つい先週の話です。
これがプレーヤーです。
レコードを聴くことができ、それを録音できるという機能だけが付いています。↑
このレコードプレーヤーの存在には先週気づいていたものの、ホッタラカシにしていました。しかし、昨日のテレビで「セルジオメンデス66」のジャケットを見てしまったものですから、たまらずにかけてしまいました。
とっても“ちゃち”なプレーヤーで、全部手動(針を載せるのも、戻すのも)です。また、音質がとても軽いのですが、それでも“おかさん”を昔に連れ戻すには十分な力を持っていました。
時間的にすれ違いが多い息子は、プレーヤーのことを私に一言も言いませんでしたが、壊れてしまったプレーヤーをずいぶん長い間、捨てもせずに居間にずっと置いていたのをみて、購入してくれたものと思います。
今朝、息子に「勝手に使って、聴いたよ!」と一言だけ伝えました。
つい先日(2週間前くらい前)、奥さんによって片付けられ、2階に行ってしまったレコードたちですが、まだまだたくさんあります。
これから、それらを一枚一枚聴くたびに、いろいろな時にタイムスリップしてしまいそうです。