今朝コナラの樹を眺めようとコナラのそばまで行くと、ちょっと遠くの方で「ツツドリ」ではありませんが、そんな鳥を連想させる鳴き声が聞こえました。
2~3度鳴いて、その後は静まってしまいました。
何かとても懐かしい声でした。
ひょっとしたら、どこかに旅する途中の野鳥だったかもしれません。
コナラの前でしばらくの間、聞き耳を立てていた“おかさん”でしたが、何も聞こえないので樹に目をやると、
黒っぽいチョウが樹の周りを飛び回っていました。
そしてやがて、樹の樹液を吸いに止まりました。
こんなチョウです。
今までにこの森では見たことの無いチョウです。
調べてみると「クロコノマチョウ」という種類だろうと思われました。
羽を開いてくれれば、内側も見られるのですが、一度も羽を開きません。
また飛んでいた時にも観察していましたが内側も外側と同じように全体が黒っぽいだけの感じでした。
なのでこの写真からだけの判定になりますが、とても地味なチョウです。
続いて、このちょうの裏側に回ってみるとカブトムシが一匹、樹液をむさぼっていました。
そして、その周りにはおびただしい数の黒い小さな蟻がいました。
蟻にもいろいろな種類があるので、こちらも調べてみましたが結局の所よくわかりませんでした。
この前このブログで紹介した「ルリアリ」というのにも似ていますが、ルリアリは樹液を吸うような種類ではないようです。
姿かたちから他に該当するのは、「クロクサアリ」なのですが、こちらもアブラムシの出す蜜を吸うと書いてあったりするので違うかもしれません。
よくわからないので同定はあきらめました。
こんな、虫たちの一大社交場であるコナラですが、毎日、刻々とその内部を食い荒らされています。
今日もこんな風に、食いかすの木屑が吐き出されていました。