先週の土曜、夜9時25分。
中3生の英語の学習がそろそろ終わりかける頃。
1人の生徒が「コナンで、ろうそくが水を吸い上げる実験のことをやっていた。」と話し始めました。
続きを聞いていると、その吸い上げる理由は
「ろうそくの火で熱せられ膨張した空気が、かぶせられたコップの中で冷えることにより収縮し、それが水を吸い上げるんだ。」
とのこと。
(“おかさん”の知識では、「ろうそくが密閉されたコップの中で燃えることにより、酸素がなくなるのでその分、水あがる。」と思っていました。)
そして、「その実験をやってみたい。」と言い出しました。
ま、こんな実験ならすぐに出来るし、ちょっとやってみようということになりました。
①火をつけたろうそくを水を入れた容器の中で燃やしその上にコップをかぶせました。↓
②中の酸素が少し減り炎が少し小さくなりかけました。↓それと同時に中の水の水位も上がっています。↓
③炎が消えかかっています。↓
④最後に、火が消えその後少し経った状態です。↓
かなり水が吸い上げられています。↓
これらの映像を見ると、“おかさん”の言っていた『酸素がなくなるから!』説は、
②、③の水を吸い上げる現象に当たると思います。
<注> “おかさん”説に対し、1人の生徒が「酸素がなくなっても、代わりに二酸化炭素が出来るから、気体の体積は変らないんじゃない?」
という質問が発せられました。“おかさん”はそれに答えられませんでした。
あとで、調べてみると「二酸化炭素」は水に溶けやすい気体なので、溶けてしまうのだということがわかりました。
そして、④の映像からは、コナン説が当たっているように思われます。
それは、火が消えてから、ちょっと時間を置かないと、水が吸い上げられないことから、そういえると思います。
消えてから、中の空気が冷えて縮小するまで時間がかかるので、この時間差が生まれていると思われます。
実験の映像(16秒)でその時間差を確認してみてください。← ここをクリックするとユーチューブで見られます。
この実験により“おかさん”の持っていたあいまいな知識の一つが、少しだけ強固な知識になりました。
実験って本当に面白い。
火が消えてから→火で熱せられて膨張していた空気が冷え、体積が小さくなったことで内部の気圧が下がり、水が吸い上げられます。
分かっていらっしゃたら申し訳ありません。