年末年始はなにかと用事が立て込んでしまったので、2ヶ月ぶりに高知の地に立ちました。今日の目的地は四国最南端の足摺岬です。
四万十市の中村から足摺岬までは50㎞ほど、まっすぐ走ると早く宿に着きすぎてしまうので、少し内陸にある安並の水車に寄り道しました。
田んぼの中の用水路に大小いくつもの水車が並んでいます。何となく懐かしい風景のような気がします。僕の地元の資料館にもよく似た水車が展示してあります。実物を見た記憶にはないのですが、僕の原風景にも水車が回っているのでしょうか。
四万十川沿いに河口に向っていると、川の中で漁や青のりを採っている人がいました。寒いのに大変でしょうね。
四万十川の河口から、アップダウンが続く細い道を海沿いに走りました。1月1日に禁煙して3週間、心肺機能が少し復活したのか、今までになく楽に坂道を越えていくことができました。
土佐清水市の下浦から国道321号線に入りました。このあたりはお遍路道が国道と並行して通っています。ナビの指示に従って、国道とお遍路道をいったり来たりしながら走っていると、行き止まりの道に誘導されて、犬に吠え立てられました。ナビにも困ったものです。
以布利で大阪・海遊館の看板を見つけました。
なぜこんなところに大阪が?と思って看板通りに走っていくと、研究所がありました。土日は見学できるようですが、今日は残念ながら金曜日です。看板に書いておいて欲しかったなあ。
ゆっくり走ったつもりが、余裕をもって四国最南端の足摺岬に到着しました。
時間があったので、岬巡りをしました。
太平洋の荒波が打ち寄せる絶壁の上に立つ灯台は、なかなかの見ものです。
足摺七不思議といって「地獄の穴」や「弘法大師の爪書き石」などというのもありました
万次郎足湯があって、自転車を漕ぐのに疲れた足を癒しながら、岩山に大きな穴の空いた白山洞門を見下ろすことができます。
足摺岬の宿の女将さんの話では、部屋の窓からは、太平洋に沈む夕日が見られるし、天気が良ければ九州も見えるそうです。あいにくの曇り空でどちらも見ることができませんでしたが、海の幸ふんだんの夕食は、とてもおいしかったです。
14日目
走行距離 67.4km(GPS計測)
総走行距離 1,262.0km
出発時間 08:20 (中村駅)
到着時間 16:30 (足摺岬)
走行時間 8時間10分
平均速度 8.3km/h