前回の回答
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
がい・い・はく・ふく・さい・めつ・ちん・じゅう・せい・ごう
① 哀糸( )竹-哀糸豪竹-あいしごうちく
悲しい音をだす琴と力強く明るい音をだす笛の見事な管弦は人を感動させること。
② 地角天( )-地角天涯-ちかくてんがい
二つの地がきわめて離れていることのたとえ。
天の果て、大地の角という意味。
③ 陰陰滅( )-陰陰滅滅-いんいんめつめつ
気分が暗く気の滅入めいるさま。また、暗く陰気で物さびしいさま。気分や雰囲気にいう。
▽「陰陰」は薄暗く物さびしい様子。物さびしく陰気な様子。「滅滅」は生気がなくなり暗いさま。
④ ( )断批評-裁断批評-さいだんひひょう
芸術作品などを、一定の基準によって判定する批評方法のこと。
古典主義時代以前の欧州で主流だった方法。
「裁断」は善悪や是非などを判断して決めること。
⑤ 保革( )仲-保革伯仲-ほかくはくちゅう
政党などで、保守と革新のそれぞれの議員の数がほぼ同じであること。また、与党と野党の勢力がほぼ同じ場合にも用いられることがある。
▽「保」は保守。「革」は革新。「伯」は長兄、「仲」は次兄の意で、「伯仲」は優劣のつけにくいこと、力が近接していること。
⑥ ( )勝呉広-陳勝呉広-ちんしょうごこう
中国秦滅亡の反乱の先がけとなった楚の人、陳勝と呉広のこと。転じて、反乱の火ぶたを切る指導者、また一般に、物事の先がけとなる人物のこと。
⑦ ( )気自如- 意気自如-いきじじょ
物事に驚き恐れたりせず、気持ちがふだんと変わらず平静なさま。
▽「意気」は気持ち・心持ちの意。「自如」は平気で落ち着いたさま。
⑧ 入郷( )郷-入郷従郷- にゅうきょうじゅうきょう
類語⇒入境問禁
ほかの国や地方に行ったら、まずそこで禁じられていることを尋ね、それを犯さないようにすべきであるということ。よそに行ったら、そこの慣習を守るべきことを述べた言葉。
▽「入境」は国境を越える、別の国や地域に行くこと。「問」は質問する。「禁」は禁止する、また、禁止事項。一般に「境さかいに入いりては禁きんを問とう」と訓読を用いる。
⑨ 衣冠( )事- 衣冠盛事-いかんせいじ
名門の家に生まれて功績をあげ、その家の盛んな名声を引き継ぐこと。また、その者。
▽「衣冠」は衣服とかんむりの意から、立派な家柄・名門をいう。「盛事」は立派な事業、また、盛大な事柄の意。
⑩ 禍( )無門-禍福無門-かふくむもん
不幸も幸福も、その人自身が招くものであるということのたとえ。
不幸や幸福がやってくるための決まった入り口があるわけではなく、心がけ次第で不幸にも幸福にもなるということ。
「禍福門無し、唯人の招く所なり」を略した言葉。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
だ・そく・はん・ぜん・じ・し・しゃく・か・こう・しゅう
① 栄華( )英
② ( )期尚早
③ 旧態依( )
④ ( )田収授
⑤ 一切( )一
⑥ 浅( )低唱
⑦ ( )統連綿
⑧ 打草驚( )
⑨ 換骨羽( )
⑩ 懇到切( )
回答は次回へ。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより