前回の回答
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
し・ばい・しん・きょ・りょう・じゅ・そう・しゅ・だつ・じょう
① 斉( )敗素-斉紫敗素-せいしはんそ
知者が事を行えば災いを福に変じ、失敗を成功に転じることのたとえ。斉の国でもてはやされた紫色の絹も、もとは粗末な古い白絹を染め直したものであるの意から。
▽「斉紫」は中国戦国時代の斉の国で産出した紫色の布地。「敗素」は古い白絹。敗素を紫地に染めただけで、斉紫は値段が十倍にもなったといわれる。
② 興味( )々-興味津々-きょうみしんしん
おもしろ味や関心が尽きず、あとからあとからわいてくるさま。非常に関心のあるさま。
▽「津津」はあふれ出るさま。
③ 灰心( )気-灰心喪気-かいしんそうき
がっかりして元気をなくすこと。
▽「灰心」は火が消えた冷たい灰のように、元気がなくしょげている心。「喪気」は元気を失うこと。
④ 生殺与( )-生殺与奪-せいさつよだつ
生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになること。絶対的な権力を握っていることをいう。
⑤ 安楽( )土-安楽浄土-あんらくじょうど
仏教で、阿弥陀仏あみだぶつがいるという、苦しみや悩みのまったくない安楽な世界。一般には、すべてに満ち足りていることのたとえ。
⑥ 新( )灯火-新涼灯火-しんりょうとうか
秋の初めの涼しくなり始めたころは、明かりの下で読書をするのにふさわしい時期である意。
▽「新涼」は初秋の涼しさ。「灯火」は「灯火親しむべき候」の略で、明かりの下で読書するのに適している季節の意。
⑦ ( )措失当-挙措失当-きょそしっとう
事に当たって対処の仕方や振る舞いが適当でないこと。
▽「挙措」はからだのこなし。動作。態度。立ち居振る舞い。「失当」は適当さを欠くこと、適当でないこと。「挙措、当を失す」と訓読する。
⑧ ( )俗帰風-殊俗帰風-しゅぞくきふう
習慣や風習が違う国に移住して、その国の習慣や風習に従って染まること。
「殊俗」は習慣や風習が異なる国や土地、民族のこと。
「帰」は付き従うという意味。
「殊俗風に帰す」とも読む。
⑨ 温文( )雅-温文儒雅-おんぶんじゅが
類義語⇒温文爾雅-おんぶんじが
心がおだやかで、態度や言動が礼儀にかなっていること。
「温文」は温和で礼儀にかなっていること。
「爾雅」は言葉や文章などが美しいこと。
⑩ 紅葉良( )-紅葉良媒-こうようりょうばい
紅葉が仲人の役割をするということ。男女の不思議な因縁のことをいう。
「良媒」はすぐれた仲人のこと。
中国の唐の時代、書生の于裕は宮廷を流れている小川の下流で詩の書かれた紅葉を見つけ、于裕もその小川の上流から詩を書いた紅葉を流すと、宮女の韓夫人がそれを拾ったことが縁になって二人は結婚したという故事から。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
けん・そう・きん・ろう・ぽう・どく・だ・き・ごん・ めい
① 万( )無比
② 画( )添足
③ ( )弦哀歌
④ ( )言慎行
⑤ 温良恭( )
⑥ 空中( )台
⑦ 雪案蛍( )
⑧ 一( )当千
⑨ 百福荘( )
⑩ 正真正( )
回答は次回へ。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
し・ばい・しん・きょ・りょう・じゅ・そう・しゅ・だつ・じょう
① 斉( )敗素-斉紫敗素-せいしはんそ
知者が事を行えば災いを福に変じ、失敗を成功に転じることのたとえ。斉の国でもてはやされた紫色の絹も、もとは粗末な古い白絹を染め直したものであるの意から。
▽「斉紫」は中国戦国時代の斉の国で産出した紫色の布地。「敗素」は古い白絹。敗素を紫地に染めただけで、斉紫は値段が十倍にもなったといわれる。
② 興味( )々-興味津々-きょうみしんしん
おもしろ味や関心が尽きず、あとからあとからわいてくるさま。非常に関心のあるさま。
▽「津津」はあふれ出るさま。
③ 灰心( )気-灰心喪気-かいしんそうき
がっかりして元気をなくすこと。
▽「灰心」は火が消えた冷たい灰のように、元気がなくしょげている心。「喪気」は元気を失うこと。
④ 生殺与( )-生殺与奪-せいさつよだつ
生かすも殺すも、与えることも奪うことも自分の思うままになること。絶対的な権力を握っていることをいう。
⑤ 安楽( )土-安楽浄土-あんらくじょうど
仏教で、阿弥陀仏あみだぶつがいるという、苦しみや悩みのまったくない安楽な世界。一般には、すべてに満ち足りていることのたとえ。
⑥ 新( )灯火-新涼灯火-しんりょうとうか
秋の初めの涼しくなり始めたころは、明かりの下で読書をするのにふさわしい時期である意。
▽「新涼」は初秋の涼しさ。「灯火」は「灯火親しむべき候」の略で、明かりの下で読書するのに適している季節の意。
⑦ ( )措失当-挙措失当-きょそしっとう
事に当たって対処の仕方や振る舞いが適当でないこと。
▽「挙措」はからだのこなし。動作。態度。立ち居振る舞い。「失当」は適当さを欠くこと、適当でないこと。「挙措、当を失す」と訓読する。
⑧ ( )俗帰風-殊俗帰風-しゅぞくきふう
習慣や風習が違う国に移住して、その国の習慣や風習に従って染まること。
「殊俗」は習慣や風習が異なる国や土地、民族のこと。
「帰」は付き従うという意味。
「殊俗風に帰す」とも読む。
⑨ 温文( )雅-温文儒雅-おんぶんじゅが
類義語⇒温文爾雅-おんぶんじが
心がおだやかで、態度や言動が礼儀にかなっていること。
「温文」は温和で礼儀にかなっていること。
「爾雅」は言葉や文章などが美しいこと。
⑩ 紅葉良( )-紅葉良媒-こうようりょうばい
紅葉が仲人の役割をするということ。男女の不思議な因縁のことをいう。
「良媒」はすぐれた仲人のこと。
中国の唐の時代、書生の于裕は宮廷を流れている小川の下流で詩の書かれた紅葉を見つけ、于裕もその小川の上流から詩を書いた紅葉を流すと、宮女の韓夫人がそれを拾ったことが縁になって二人は結婚したという故事から。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
けん・そう・きん・ろう・ぽう・どく・だ・き・ごん・ めい
① 万( )無比
② 画( )添足
③ ( )弦哀歌
④ ( )言慎行
⑤ 温良恭( )
⑥ 空中( )台
⑦ 雪案蛍( )
⑧ 一( )当千
⑨ 百福荘( )
⑩ 正真正( )
回答は次回へ。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより