前回の回答
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
がい・ふん・せい・ゆう・さ・けん・じゅ・きゅう・び・ごう
① 開権( )実-開権顕実-かいごんけんじつ
《「権」は方便、「実」は真実の意》天台宗で、法華経以前の諸経の教え(三乗)はすべて方便にすぎず、法華経こそ真実の教えであることを表したもの。教理に関していい、実践上は開三顕一 (かいさんけんいち) という。開顕。
② ( )猿投林-窮猿投林-きゅうえんとうりん
困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄ほうろくや官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。
▽「窮猿」は追いつめられた猿。「投林」は林に飛び込む意。出典に「窮猿林に投ずるに豈に木を択ぶに暇あらんや(追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どうしてどの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕があろうか)」とあるのによる。この語は晋の李充が将軍の参謀に薦められたとき、軍人では家の貧窮が救えないと判断して、それよりも下の位の地方官を選んだときに言ったもの。「窮猿林に投ず」と訓読する。
③ 外柔中( )-外柔中剛-がいじゅうちゅうごう
類語⇒外柔内剛
外見は穏やかでやさしそうだが、心の中は何事にも左右されない強い意志をもっていること。外見は弱々しく見えるが、案外気の強いことにもいう。
▽「柔」は穏やかなこと。おとなしいこと。「剛」は意志などが強いこと。「内剛外柔」ともいう。
④ 徹頭徹( )-徹頭徹尾-てっとうてつび
最初から最後まで。終始。また、あくまで。けっして。
▽「徹」は貫く意。
⑤ 清音( )韻-清音幽韻-せいおんゆういん
文章のすぐれていることのたとえ。
▽「清音」は清らかな音声、「幽韻」は奥深く何ともいえない趣の意。北宋の王安石が欧陽脩の文を評した言葉。
⑥ 既( )事実-既成事実-きせいじじつ
すでに現実になっていて、だれもが認める物事のこと。また、だれもが認めるのが当たり前の物事のこと。
⑦ 章句小( )-章句小儒-しょうくしょうじゅ
経典の一つの語句や、一つの文字の解釈にばかりこだわって、経典に書かれている一番大切なことを理解しない人のこと。
主に愚かな儒学者に対していう言葉。
「小儒」はくだらない儒学者ということ。
⑧ 孤軍( )闘-孤軍奮闘-こぐんふんとう
支援する者がない中、一人で懸命に戦うこと。また、一人で難事業に向かって鋭意努力すること。孤立した少数の軍勢が、敵と懸命に戦う意から。
▽「孤軍」は味方から孤立した少人数の軍隊のこと。
⑨ 天( )孤独-天涯孤独-てんがいこどく
身寄りがひとりもなく、ひとりぼっちであるさま。また、故郷を遠く離れて、ひとりぼっちで暮らすさま。
▽「天涯」は空の果て。また、非常に遠い所の意。
⑩ ( )中偶語-砂中偶語-さちゅうぐうご
《漢の高祖の時、論功行賞に漏れた諸将が砂中で謀反をはかったという「史記」留侯世家の故事から》臣下が陰謀の相談をすること。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
けつ・はく・そう・が・ぐん・かん・はつ・り・こう・ぼ
① 意気阻( )
② 初志( )徹
③ 冠( )倒易
④ ( )竜無首
⑤ 風霜高( )
⑥ ( )仲叔季
⑦ ( )成名遂
⑧ 朝種( )穫
⑨ 怒( )衝天
⑩ ( )俗折衷
回答は次回へ。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
がい・ふん・せい・ゆう・さ・けん・じゅ・きゅう・び・ごう
① 開権( )実-開権顕実-かいごんけんじつ
《「権」は方便、「実」は真実の意》天台宗で、法華経以前の諸経の教え(三乗)はすべて方便にすぎず、法華経こそ真実の教えであることを表したもの。教理に関していい、実践上は開三顕一 (かいさんけんいち) という。開顕。
② ( )猿投林-窮猿投林-きゅうえんとうりん
困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。貧窮しているときには俸禄ほうろくや官職などをえり好みしている余裕はないたとえ。
▽「窮猿」は追いつめられた猿。「投林」は林に飛び込む意。出典に「窮猿林に投ずるに豈に木を択ぶに暇あらんや(追いつめられて林に飛び込んだ猿は、どうしてどの枝によじ登ろうかなどとかまっている余裕があろうか)」とあるのによる。この語は晋の李充が将軍の参謀に薦められたとき、軍人では家の貧窮が救えないと判断して、それよりも下の位の地方官を選んだときに言ったもの。「窮猿林に投ず」と訓読する。
③ 外柔中( )-外柔中剛-がいじゅうちゅうごう
類語⇒外柔内剛
外見は穏やかでやさしそうだが、心の中は何事にも左右されない強い意志をもっていること。外見は弱々しく見えるが、案外気の強いことにもいう。
▽「柔」は穏やかなこと。おとなしいこと。「剛」は意志などが強いこと。「内剛外柔」ともいう。
④ 徹頭徹( )-徹頭徹尾-てっとうてつび
最初から最後まで。終始。また、あくまで。けっして。
▽「徹」は貫く意。
⑤ 清音( )韻-清音幽韻-せいおんゆういん
文章のすぐれていることのたとえ。
▽「清音」は清らかな音声、「幽韻」は奥深く何ともいえない趣の意。北宋の王安石が欧陽脩の文を評した言葉。
⑥ 既( )事実-既成事実-きせいじじつ
すでに現実になっていて、だれもが認める物事のこと。また、だれもが認めるのが当たり前の物事のこと。
⑦ 章句小( )-章句小儒-しょうくしょうじゅ
経典の一つの語句や、一つの文字の解釈にばかりこだわって、経典に書かれている一番大切なことを理解しない人のこと。
主に愚かな儒学者に対していう言葉。
「小儒」はくだらない儒学者ということ。
⑧ 孤軍( )闘-孤軍奮闘-こぐんふんとう
支援する者がない中、一人で懸命に戦うこと。また、一人で難事業に向かって鋭意努力すること。孤立した少数の軍勢が、敵と懸命に戦う意から。
▽「孤軍」は味方から孤立した少人数の軍隊のこと。
⑨ 天( )孤独-天涯孤独-てんがいこどく
身寄りがひとりもなく、ひとりぼっちであるさま。また、故郷を遠く離れて、ひとりぼっちで暮らすさま。
▽「天涯」は空の果て。また、非常に遠い所の意。
⑩ ( )中偶語-砂中偶語-さちゅうぐうご
《漢の高祖の時、論功行賞に漏れた諸将が砂中で謀反をはかったという「史記」留侯世家の故事から》臣下が陰謀の相談をすること。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
けつ・はく・そう・が・ぐん・かん・はつ・り・こう・ぼ
① 意気阻( )
② 初志( )徹
③ 冠( )倒易
④ ( )竜無首
⑤ 風霜高( )
⑥ ( )仲叔季
⑦ ( )成名遂
⑧ 朝種( )穫
⑨ 怒( )衝天
⑩ ( )俗折衷
回答は次回へ。
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより