前回の回答
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
ざんこう・ちくほく・そうきゅう・どくしょ・かいご・とまつ・はんあい・せいしゅく・もうそう・らんつい
① 転迷( )-転迷開悟-てんめいかいご
迷いを転じて悟りを開くこと。煩悩がもたらす迷いや悩みを捨て、涅槃ねはんの悟りを得ること。
▽仏教語。「開」は「解」とも書く。
② 東食( )-東食西宿-とうしょくせいしゅく
両方に心を引かれること。貪欲なたとえ。
③ 同類( )-同類相求-どうるいそうきゅう
気の合う者同士は互いに求め合い、自然と集うようになること。
「同気」は気の合う仲間や同じ性質の者のこと。
「相求」は互いに求め合うこと。
④ ( )三余-読書三余-どくしょさんよ
読書をするのに好都合な三つの余暇。一年のうちでは冬、一日のうちでは夜、時のうちでは雨降りをいう。中国三国時代、魏の董遇が勉学する時間がないと嘆く弟子を諭した語。
▽「余」はひま・余暇の意。
⑤ ( )兼利-氾愛兼利-はんあいけんり
人を区別なく広く愛し、互いに利益を与え合うこと。中国戦国時代の墨子の思想。
▽「氾愛」は広くすみずみまで愛情を及ぼす意。博愛。汎愛。「兼利」は利益を共にして、広く分け合う意。「兼」は自他の区別をせず、広く…すること。ともに。
⑥ 遺風( )-遺風残香-いふうざんこう
昔の立派な人物や、すぐれた風俗のなごり。
▽「遺風」は後世にのこる先人の教え。また、昔から伝わる風習や習慣。「残香」はうつりが・のこりが。
⑦ 痴心( )-痴心妄想-ちしんもうそう
愚かな気持ちと実現できそうもない想像のこと。
「痴心」は愚かな気持ちのこと。
⑧ 追奔( )-追奔逐北-ついほんちくほく
逃げる賊などを追い、走ること。
▽「奔」は逃げ走る、「逐」は追う意。「北」は「敗北」の「北」で逃げる意。「奔るを追い北ぐるを逐う」と訓読する。
⑨ 天花( )-天花乱墜-てんからんつい
話し方が生き生きとしていてること。または、物事を実際よりも大きく話して、巧みな話術で人を騙すこと。
「天花」は天に咲いている神秘的な花。
「乱墜」は乱れ落ちるという意味。
古代中国の南朝梁で雲光法師が説法をすると、その説法に感動した天が花を降らせたという故事から。
「天花乱れ堕つ」とも読む。「天華乱墜」とも書く。
⑩ ( )詩書-塗抹詩書-とまつししょ
幼児のこと。また、幼児のいたずらのたとえ。幼児は大切な詩書でもかまわずに塗りつぶしてしまうことから。
▽「塗抹」は塗り消すこと。「詩書」は儒教の重要な古典である『詩経』と『書経』のこと。「詩書を塗抹す」と訓読する。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
とくじつ・いっさい・かんてつ・あいき・せつな・りょうぜん・やかく・えいいつ・しゅうそう・せきじつ
① ( )骨立
② 一汁( )
③ 一目( )
④ 一労( )
⑤ 温厚( )
⑥ 閑雲( )
⑦ ( )烈日
⑧ 初志( )
⑨ ( )累久
⑩ ( )主義
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより