前回の回答
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
らんえい・しょうぶ・がけい・げきじょう・りり・ちょうぼつ・そうご・こぼく・ふへん・かいごん
① 雲散( )- 雲散鳥没-うんさんちょうぼつ
そこに存在していた痕跡すら完全に消え去ってしまうこと。
雲が散るように、鳥が消え去るように完全に消え去るという意味から。
② ( )顕実-開権顕実-かいごんけんじつ
仏教で悟りにいたる三つの方法の三乗は仮の姿であり、仏の統一された教えの一乗こそが真実の教えであるとうち明けること。
「開」は本当のことを話す、「権」は仮、「顕実」は真実の姿をはっきりさせること。
③ 勤倹( )-勤倹尚武-きんけんしょうぶ
よく働いて質素につとめ、武勇を尊び励むこと。
▽「勤倹」は勤勉で倹約なこと。「尚」は尊ぶこと。武士たる者の生活態度として重んじられた考え方。
④ ( )竜吟- 枯木竜吟-こぼくりょうぎん
衰えたものが勢いを取り戻すことのたとえ。苦境を脱して再び脚光を浴びることのたとえ。老人や病人などが生命力を回復することのたとえ。また、ありそうもないことが実現することのたとえ。
⑤ 鼓腹( )- 鼓腹撃壌-こふくげきじょう
太平の世の形容。太平で安楽な生活を喜び楽しむさま。善政が行われ、人々が平和な生活を送るさま。満腹で腹つづみをうち、足で地面をたたいて拍子をとる意から。
▽「鼓腹」は腹つづみをうつこと。「壌」は土・地面。「撃壌」は地面をたたいて拍子をとること。一説に木製の履物を遠くから投げて当てる遊びの名ともいう。「腹を鼓し壌を撃つ」と訓読する。「撃壌鼓腹」ともいう。
⑥ 属毛( )- 属毛離裏-ぞくもうりり
親と子の関係の深いこと。
▽「属」は付属する、つながる意。「毛」はからだの表面にあることから、陽の存在を意味して父親のこと。「離」は着く意。「裏」は血肉・母胎を意味し母親のこと。子が父親を手本とし、母親に愛育されて成長することをいう。また、子が父親の気を受け継ぎ、母親の胎内を経て生まれ出ることをいい、血肉のつながりが深いことをいう。
⑦ 大言( )- 大言壮語-たいげんそうご
おおげさに言うこと。できそうにもないことや威勢のいいことを言うこと。また、その言葉。口では大きなことを言っても実行が伴わないこと。おおぼらを吹く。
▽「壮語」は威勢のよい言葉の意。
⑧ 陶犬( )- 陶犬瓦鶏-とうけんがけい
形ばかり立派で、実際の役に立たないもののたとえ。
▽「陶犬」は陶製の犬。「瓦鶏」は素焼きの鶏。犬には夜の番をする、鶏には夜明けを告げるという役目があるが、作り物ではその役目を果たすことができないことから。「瓦鶏陶犬」ともいう。
⑨ ( )不党-不偏不党-ふへんふとう
いずれの主義や党派にも加わらないこと。偏ることなく、公正・中立な立場をとること。
▽「偏」はかたよる意。「不偏」は偏らないこと。公正であること。「不党」は仲間や党派に加わらないこと。
⑩ ( )湖光-嵐影湖光-らんえいここう
山水の美しい景色の形容。
山の新鮮な精気と湖面の輝きのこと。
「嵐影」は山に立ち込める精気、「湖光」は湖に日の光りが当たって輝くこと。
今回の出題
( )内に入る適切な語を選び、漢字に直して四字熟語を完成させてください。同じ言葉は「1度だけ」使用できます。
けんにん・けんが・とんしゅ・かいせい・むえん・ろおう・だき・ひよく・けっぱく・さっきょ
① ( )山盟
② ( )不抜
③ ( )相制
④ 孤立( )
⑤ 清廉( )
⑥ ( )満満
⑦ ( )再拝
⑧ ( )連理
⑨ 離群( )
⑩ ( )霜来
*漢字検定Web問題集 HP より
* 三省堂 新明解四字熟語辞典&学研 四字熟語辞典& 四字熟語辞典onlineより