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<伝統野菜> 佐賀 有田戸矢かぶ -追記あり-

2024-02-29 08:27:22 | 伝統野菜

 「有田戸矢かぶ」

 有田の南端に位置する、戸矢地区の伝統野菜です。根の上半分の表面が赤紫色でントシアニン系のポリフェノール群を含んでいます。

*https://foodedu.jp/%E5%92%8C%E9%A3%9F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E6%96%99%E7%90%86-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%9C%8C%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C より

 「戸矢カブ」

 【生産地】西松浦郡有田町戸矢地区

 【特徴】土地固有の伝統野菜。ソフトボールほどの大きさ。葉はギザギザしている。肥大した根の上半分の表面が赤紫色。肥大した根の上半分の表皮が赤紫色をし、根の部分が白い状態である。真ん中を縦割に切った断面はハート型に近い形に見える。

 【食味】甘味があり、肉質は柔らかく、ほどよい歯ごたえがある。

 【料理】酢の物、汁物、カブの葉の炒め物など

 【来歴】佐賀県有田町の南端、長崎との県境に位置する戸矢地区のみで古くから栽培されている。2010(平成22)年に戸矢地区の有志で「有田戸矢かぶの会」が結成され、会を中心に、町全体で保護・普及活動も行われている。

 戸矢蕪に由来する話として、平安時代末期の武将、鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)が、この地方で暴れまわる大蛇を退治した時に放った1本目の矢が跳ね返り、家の戸にささったのが「戸矢」という地名の由来とされ、2本目の矢は大蛇の頭に命中し、その血が戸矢の畑まで流れていき、もともと白かった蕪の土から出た部分だけを赤紫色に染めたという伝説が残っている。鎮西八郎為朝は、源義経(みなもとのよしつね)の父源義朝(みなもとのよしとも)の弟源為朝(みなもとのためとも)のことである。1156年の「保元の乱(ほうげんのらん)」を題材にした「保元物語(ほうげんものがたり)」によると、源為朝は、身長2mを超える巨漢のうえ気性が荒く、剛弓の使い手で、剛勇無双とされた。生まれつき乱暴者で父親に持てあまされ、九州に追放されたが手下を集めて暴れまわり、一帯を制覇して鎮西八郎を名乗ったとされる人物である。

 【時期】11月〜1月下旬

*https://tradveggie.or.jp/41-saga/#i-12 より


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