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<The Wonder 500> ものづくり 376 十郎梅干

2022-09-25 06:36:32 | The Wonder 500

 「 376 十郎梅干」

完熟の十郎梅干です。神奈川県小田原、曽我梅林の自家農園で完熟するまで手塩に掛けて育てた十郎梅を
岩塩のみで漬け込み丁寧に真夏の太陽の下三日三晩の天日干しをして
皮が薄く果肉は柔らかでたっぷりした梅干に仕上げました。

 昇珠園 神奈川県小田原市曽我別所93

 梅農家の手作り・ぷっくら十郎梅を“贈り物”にできる甘露煮を商品開発
 小田原・曽我の特産であるぷっくらとした十郎梅のフルーティーさとジューシーさを存分に生かした口当たりの良い甘露煮。
 大切なお客様への手土産になるような和の高級ギフト仕様を目指して商品開発中。

 商品開発(6次産業化)への取り組み

 きっかけ(背景)
 南高梅があんずの様だと例えるなら、十郎梅は桃の様だという。そのふっくら感と皮の薄さ、梅干しになった時のジューシーさが人気の品種だ。
 中でも昇珠園の梅は、他とは味が違う!とその味でわざわざ遠方から買い求めに来る方がいるほど。
 梅一粒一粒ができていく姿に、わが子のようにかわいくて仕方がないと語る穂坂珠美さんからは梅への深い愛情が本当に伝わってくる。その思いに梅も応えてくれるという。
 ご主人が丹精込めて栽培した梅を珠美さんが様々な梅商品に加工する。ラベル等もすべて珠美さんの手作りの手作業で一つ一つに心がこもっている。
 だが、梅干しが苦手な人にはその梅を味わうことができない。そこで、酸っぱいものが苦手な方にも十郎梅を味わってもらえるようにと、甘露煮の開発に取り組み始めた。

 事業概要
 梅の名所小田原曽我梅林の中の一つで、現園主のご主人様は19代目。梅の栽培だけでなく、自家栽培の梅だけを使った自家製の梅干し・梅製品も園内で加工・販売している。
 嫁いでから初めて農家の仕事を始めた珠美さんだが、もともとは梅の栽培のみだった園を、珠美さんご夫婦の代になってから、ご両親の理想でもあった直売を開始。ご主人の塩梅でつける昔ながらの無添加梅干しを柱に、珠美さんがそれをもとに様々な商品を開発。岩塩や国産の蜂蜜など、使用する調味料の質にもこだわり、無添加で手作り。
 早くからネット販売に目をつけHPを開設し、ネットショップ立ち上げ、梅園の様子などを配信。
 人気の梅製品を前に「おいしいのは主人の育てる梅がいいから」という珠美さんはお互いを尊敬し合う役割分担で経営を担い、夫婦愛にあふれている。
 そんな愛情の中でかわいらしい梅が育ち、委託や工場の大量生産では決してできない、作り手の思いが込められた製品たちが出来上がっている。


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