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< 郷土料理 > 東京 コロッケ

2024-10-27 13:58:59 | 郷土料理

 「コロッケ」

 主な伝承地域 都内全域

 主な使用食材 じゃがいも、ひき肉、玉ねぎ、卵、小麦粉、パン粉、油

 歴史・由来・関連行事
 コロッケとはふかしじゃがいもをつぶし、炒めた玉ねぎとひき肉を加えて形を整え、衣をつけて揚げた料理。
 大正期、とんかつ、カレーライスと共に三大洋食と呼ばれたコロッケ。文明開化により、日本の洋食界ではフランスとイギリスの食文化に影響を受けていた。そのため、フランスのクロケットが由来とされるが、クロケットはベシャメルソースが入っているものを指し、大正時代に西洋料理店で出されていたコロッケは主にクリームコロッケだった。同時にシチューやフィッシュ&チップスに見られるように、じゃがいもを使ったイギリスの料理も広く伝わったことから、日本オリジナルのじゃがいもコロッケが誕生したようだ。
 東京では1870年(明治3年)には「築地精養軒ホテル」で西洋料理が出されたのに続いて、明治30年頃には40軒ほどの西洋料理店があった。明治初期には一部の階層のハレの日の食だった西洋料理も、明治中期には庶民の日常の食として浸透しはじめる。大正末期から昭和の初めは第一次大戦による好況を背景に東京への人口集中が進んだ時代でもあり、洋風の一品料理に米飯を盛り合わせるスタイルが定着、都市部の大衆に広く普及した。その一品料理においてコロッケも定番メニューのひとつだった。「洋食」の始まりである。
 コロッケは現在、家庭で調理されることはもちろん、精肉店のお惣菜には必ず並び、おかずとしても小腹がすいたときのおやつとしても、人々にとって身近な料理といえよう。

 食習の機会や時季
 日常の家庭の料理として食されている。

 飲食方法
 ボウルにふかしてつぶしたじゃがいも、炒めた玉ねぎとひき肉を入れ、調味料で味を整えて小判型に成形する。薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけ、揚げる。好みで千切りキャベツや野菜を添えて食す。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 各家庭の日常食として作られていることはもちろん、精肉店の惣菜、スーパーの惣菜コーナー、弁当店、コンビニエンスストア、ファストフードの具の一部としてなど幅広く販売されている。冷凍食品としてもさまざまな食品メーカーがコロッケ商品を製造販売している。また、コロッケ、クリームコロッケ、カニコロッケを提供している洋食店、定食屋が都内には数多く存在する。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_10_tokyo.html より


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