「クロダイ・キチヌ」
チヌの宝庫、大阪湾は別名「ちぬの海」
◆大阪湾では、赤くないタイの仲間として、体色が黒っぽいクロダイと、体色が銀色で腹鰭と臀鰭、尾鰭の下部が黄色いキチヌの2種がいます。両種ともマダイに比べて口先がとがった顔つきをしています。
◆両種とも性転換し、生まれたときは全てが雄として繁殖しますが、その後雌雄両性となり、多くの個体が雌として繁殖します(雄性先熟)。
◆クロダイは、沿岸の浅海域から河口域の汽水域に生息します。産卵期は4月から6月の春季で、大阪湾またはその周辺海域のごく沿岸域で一生を過ごす魚です。
◆キチヌは、クロダイよりも塩分の低い河口域を好みます。産卵期は9月から11月の秋季です。
◆両種とも、マダイと同様に、刺身や塩焼きにして食べます。
■多言語:[クロダイ] 黒鯛(Chinu)/Black Porgy/감성돔/乌格(黒鲷)/黒鯛
■大阪での呼び名:[クロダイ]ちぬ,[キチヌ]きびれ
■旬:[クロダイ]10月から翌3月,[キチヌ]6月から8月
■主な漁法:小型底びき網(板びき網)、刺網
■主な水揚げ地:泉佐野(泉佐野市)、岸和田市(岸和田市)、岡田浦(泉南市)等
■年平均水揚げ量:[クロダイ・キチヌ計]約200トン(海面漁業生産統計H27-R1平均)
*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#kurodai より
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