「岩国れんこん」
室の木の篤農・村本三五郎が、岡山から備中種を持ち帰り、これを門前の石代に植えたのが始まりで、それから広がり門前バスと言いました。
文化8(1811)年には藩営として始まりました。一般のレンコンは穴が8つですが、門前バスには穴が9つあり、岩国藩主「吉川家」の家紋が蛇の目九曜の紋で、紋の形とレンコンの穴が同じ9つということが藩主を喜ばせたと言われています。
岩国れんこんの特徴は、しゃきしゃきした歯触り、かじると糸を引くでんぷん質の腰のある粘りなどで、味の良さは格別です。
*https://kankou.iwakuni-city.net/iwakunirenkon.html より
【生産地】岩国市
【特徴】花の色は白く、葉が大きい。表皮は白く、斑点も少なく、肌はきれい。丸みも大きく、肉厚。折ると長く糸を引くのが特徴。
【食味】肉厚、粉質で柔らかい特長を生かし、伝統料理からハンバーグまで幅広い料理に向く。歯切れも良い。
【料理】岩国寿司、天ぷら、煮物、きんぴら、ハンバーグなど
【来歴】旧:岩国市にはすが植えられるようになったのは、今から200年以上前である。江戸時代中期の寛政年間(1789~1800年)に、村本三五郎(むらもとさんごろう)という篤農家(とくのうか)が、種れんこん(今の岡山県の備中種とも、大分県の豊後の種れんこんとも言われている)を持ち帰り、旧:岩国市門前(もんぜん)の百姓である源次郎(げんじろう)に植えさせたのが始まりとされる。
一般的な蓮根(れんこん)の穴の数は中央に1つと周りに8〜10個だが、岩国れんこんの穴は中央に1つ周りに8つで、9つのものが多い。これが、当時の岩国藩主・吉川家(きっかわけ)の家紋「蛇の目九曜紋(じゃのめくようもん)」と同じ数だったことから藩主を喜ばせたとのこと。
干拓された土地は、海が近く、塩害のために米作に向かなかったが、蓮(はす)が立派に育ったので、以来、改良を重ねながら現在に至っている。現在の「岩国れんこん」は、1917(大正6)年に導入された中国種の白花(しろばな)を地域で選抜したもので、温暖な気候や日照時間が長いことなど、レンコン栽培に適した自然条件と、よりおいしくなるよう改良を重ねている。
【時期】8月~1月
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D35-%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E7%9C%8C/#i-11 より
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます