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イッピンNHK 「空に輝く銀色の波模様~兵庫 淡路瓦~」

2023-06-05 08:45:37 | イッピンNHK

 第44回 2013年12月24日 「空に輝く銀色の波模様~兵庫 淡路瓦~」リサーチャー: 生方ななえ

 番組内容
 今回は400年の歴史を持つ兵庫県淡路島の「淡路瓦」。瓦は日本家屋や寺院など伝統的な建物に使われ、現代ではなじみが薄いと思われがち。しかし日本を代表する建築家たちは淡路瓦の「美しい銀色の輝き」に注目、作品に取り入れている。モデルの生方ななえが、ある「身近なもの」を使って輝く瓦を作る工場や、瓦の製法で開発したかわいい小物や家具を扱うギャラリー、伝統の焼き窯を復活させた工房などを訪ね、その魅力に迫る。

*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201312241930001301000 より

 建築家・安藤忠雄が 設計した 「淡路夢舞台 国際会議場」 には 6万枚の淡路瓦が 使われ 銀色に輝いています。

 淡路島には 良質な粘土が 豊富にあり、古くより 屋根瓦の生産が 行われてきました。 その歴史は、約1400年前の飛鳥時代まで 遡ると言われていますが、その代表的な製法が 「いぶし焼き」 で 400年の歴史をもっています。
 いぶし瓦は、工程の最後に 生ガスを使って 燻化(還元焼成)を行うもので、瓦表面に 炭素膜ができ、淡い銀調の色艶を帯びた瓦が 出来上がります。 (株式会社ミハラのページより)
  
  株式会社 ミハラ 兵庫県南あわじ市津井1875

 なぜ 粘土が 銀色に輝くのでしょう。
 瓦を機械で 成型すると 手で持てるくらい硬くなります。 これに 細かい粒子の粘土などを溶かした液体の”はけ土” を 掛けると 表面が クリーム状の質感になります。 これを 窯に入れ 割れないように ゆっくり温度を上げ 20時間かけて 1000度まで 上げます。 

 火を止め 窯を閉じ ガスを封入して 不完全燃焼させ いぶす。 窯の温度を 3日かけて 徐々に下げる。
 表面に 炭素膜ができ 光を反射して 輝くようになる。

 さらに 表面を ビニールホースで 磨き 滑らかにすると 光沢が増し 淡い銀色になる。 

 日本橋のギャラリーには 瓦と同じ材料で作った 箸置き、小皿、コースターなどの おしゃれ小物が並んでいます。 コースターは 吸水性があり 水を吸うので 冷えた水が入った コップなどを 置くのに 適しています。
 座面に 瓦を使った椅子もあります。

 淡路瓦には 鬼瓦もあります。 基本的には 瓦と同じ製法ですが 鼻などのパーツは かき破り という方法で引っ付けます。 接合する面に 櫛のようなもので 小さい溝を付けて 接合します。 接合すると 鼻の部分を掴んで 全体が 持ち上げられるほどの 接合力があります。 細部を ヘラで削り 表面を 丁寧に仕上げ 艶を出します。 今も 銀色の輝きを 追い求め 職人の技を未来へ伝える・・・・。

*https://blog.goo.ne.jp/1945ys4092/e/c0abd4848bd3b35f9e5d092523b19dbb より

 

 追加で調べてみました。

 「淡路瓦」

 淡路瓦(あわじがわら)は、兵庫県の淡路地方(淡路島)で生産される粘土瓦。三州瓦、石州瓦と並ぶ日本三大瓦の一つ。

 概要
 南あわじ市を中心に、美しい銀色のサエが特徴のいぶし瓦を主体に、釉薬瓦(陶器瓦)、無釉瓦、形状では和形やF形のほか多種類の形状のものが生産されている。淡路瓦の焼成温度は1000℃前後と三大瓦のなかでは最も低いが、「なめ土」と呼ばれる粒子の細かい粘土がいぶし瓦に適しており、いぶし瓦の生産量は全国一を誇る。

 歴史

 日本への瓦製造技術の伝来(西暦588年)から10年程後に淡路島でも瓦が製造されたと思われる瓦窯跡が発見されている。 文献等に見られる淡路瓦の起源は、1613年(慶長18年)に池田忠雄が淡路国津名郡由良浦(現在の洲本市由良)の成ヶ島に由良成山城(ゆら、なるやまじょう)を普請した際、播磨国から播州瓦の名工清水理兵衛を招いて瓦を作らせたのが最初と言われている。その後、その弟子により、松帆・尾崎・阿万・釜口などで瓦の製造が始められ、10年程後の寛永年間に法華宗の援助で南あわじ市津井地区に伝わったと言われている。

*Wikipedia より

 淡路瓦ってなに?
 古くから日本の住まいを守ってきた粘土瓦には様々な種類・特長があります。
 淡路瓦ってなに?古くから日本の住まいを守ってきた粘土瓦にいは様々な種類・特長があります。
 淡路瓦は、幾多の時代と社会の変遷のなか、400年の歴史を刻んだ伝統工芸的地場産業です。 その間、先人から子々孫々へと受け継がれ、知恵と美意識に磨かれた瓦の形状は、実に数千種類にも及んでいます。 日本の屋根を代表する淡路瓦として、その巧みな組み合わせにより、あらゆる建築物、建築様式に飽きることのない詩情と普遍美を表現し、都市の街並や田園風景にしっとりとした調和と奥深い情緒を生み出します。

 淡路瓦ってなに?古くから日本の住まいを守ってきた粘土瓦にいは様々な種類・特長があります。淡路瓦ってなに?古くから日本の住まいを守ってきた粘土瓦にいは様々な種類・特長があります。
 私たちは、淡路瓦の名前にもう一つの呼名を付けました。「A・KAWAERA」=「A」はAWAJIの頭文字であり、A・KAWAERAとすることで、“アワジのカワラ”を表しているほか、“エエ・カワラ”あるいは“エースのカワラ”などの意味を含めたネーミングです。

 淡路瓦工業組合 兵庫県南あわじ市湊134


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