「スズキ」
◆セイゴ、ハネ、スズキと成長するにつれて呼び名が変わる縁起の良い出世魚です。
◆大阪湾内に広く生息し、特に護岸の周辺、河口付近などを好んで生活しています。11月から2月に明石海峡、紀淡海峡周辺の水深30m以深の水域で産卵します。孵化した仔魚は、3月から4月に全長2cm前後で沿岸域の浅い海域に来遊し、そこで成育します。親は秋頃に産卵と越冬のため両海峡部の深みへ移動しますが、翌春には再び沿岸域に来遊します。
◆スズキは上品で淡白な白身魚で、様々な料理に用いられます。2019年G20大阪サミットの地元歓迎レセプションでは「大阪府産スズキのマリネ グリーンペッパー風」が、ワーキングランチでは松花堂弁当で「鱸の南蛮漬け」が提供されました。
◆夏は脂が乗って肥え、薄いそぎ切りにして氷水で身を締めた「洗い」などで食されます。冬場のスズキは、ムニエルやバター焼きなど油分を加えて焼くと美味しくいただけます。
■多言語:鱸(Suzuki)/Japanese Sea Perch/농어/鲈鱼/鱸魚
■大阪での呼び名:せいご(全長25cm前後)、はね(30から40cm前後)、すずき(60cm以上)
■旬:7月から9月
■主な漁法:小型底びき網(板びき網)、刺網、流し網、小型定置網
■主な水揚げ地:泉佐野(泉佐野市)、高石市(高石市)、堺市出島(堺市)、岡田浦(泉南市)、岸和田市(岸和田市)等
■年平均水揚げ量:約200トン(海面漁業生産統計H27-R1平均)
*https://www.pref.osaka.lg.jp/suisan/fish/f01.html#suzuki より
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