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<日本の名水百選> 富山 黒部川扇状地湧水群

2024-10-20 05:49:17 | 名水百選

 「黒部川扇状地湧水」

 黒部川扇状地は地下水が豊富で多くの湧水がある。この湧水は黒部川扇状地湧水群と呼ばれ、名水百選に選ばれているとともに「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒部」や「水キラキラ 町いきいき入善」として水の郷百選に選定された名水を形成する扇状地である。

 水質に関しては、入善町の杉沢では黒部川に比べ電気伝導度・蒸発残留物の値が大きく、カルシウムイオン・硝酸イオンの濃度が高く農地から浸透した降水であることが考えられる。黒部市内の2つの自噴井は、杉沢より黒部川の水質に近いが、黒部川よりも硝酸イオン濃度が高いことから、伏流水及び農地起源の水であることが考えられる(富山県立大学の調査による)。

 湧水群のある黒部市生地(いくじ)地区は、500〜600戸ほどの家庭が現在も自前の井戸を利用できるほど水量が豊かで、18か所もの清水(しょうず=自噴井)がある。黒部市観光協会では2001年から「清水めぐり」を観光化する取り組みを始めている。生地地区は朝日新聞社主催の「にほんの里100選」にも選ばれている、

*Wikipedia より

 黒部川扇状地の扇端部には、清澄な水に恵まれた湧水地帯が広がっている。点在する「共同洗い場」は古くから生活水として人々を潤し、また「杉沢」には湧水で育った沢スギが群生するなど貴重な自然を残している。

 水質・水量
 水質・水量は、選定当時とほぼ変わらず、良好な状態を保っており、水量も豊富である。
 由来・歴史
 黒部の源は、北アルプス鷲羽岳、黒部五郎岳付近に広がる“雲の平”を中心とした広大な草原台地。冬には日本海で発達した雪雲がその台地に大量の雪を降らせる。春、雪が解け、チングルマなどの高山植物が芽吹き、黒部の川の流れが始まり、途中で水を集め、黒部ダムやトロッコ電車で著名な“黒部峡谷”を一気に駆け下り、やがて“黒部四十八ヶ瀬”と呼ばれた黒部平野へと達する。黒部の地表水は黒部平野の田畑を潤し特産物を育て、黒部の地下水は富山湾海底から湧き出し、魚介類に豊富な淡水性のミネラルを与えている。また、その地下水の一部は地表に湧き出、古来から“清水(しょうず)“として人々の生活を潤してきた。黒部川扇状地の末端部で、地下水の湧出する海岸に近い地域にスギの多い林が発達し、昭和48年頃から圃場整備事業で多くの沢スギが水田化されたが、吉原柳原地区の2.67haは唯一の杉沢として残された。
 水質保全活動
 地元住民団体による、名水周辺の定期的な清掃活動、名水保全団体による清掃活動、市による水質調査等保全活動を積極的に行っている。

 おすすめの時期-通年
 周辺の自然環境-黒部の名水の源となる黒部川は、北アルプスの中央部に位置する黒部奥山の鷲羽岳に源を発し、立山連峰と後立山連峰の間に2,000m近くにも及ぶV字形の深い谷を刻み、急勾配の中を短時間で北流している。水に溶けにくい硬い岩の間を流れるため、その水質はカルシウムや鉄などの成分が少なく、軟水であり、清らか。
 又、黒部奥山に降る雪は、高地のため夏になってようやく溶けるため、真夏の渇水期にも豊かな水量をもたらしている。高い山は、いわば自然のダムとなっている。
 黒部川は、愛本(宇奈月町)を扇の要とし、典型的な扇状地を形成している。扇頂から扇端までの距離が13.5km、扇頂角60度の典型的な扇状地としては、日本一大きなものである。水量は、愛本で年間28億トン、そのうち約14億トンは発電兼灌漑用に分水され、残り14億トンは黒部川本流に流れるが、それぞれの一部は共に広い扇状地内で地下水となり浄化される。地下水は、扇央部では、飲料水などの生活用水や工業用水に使われ、扇端部では、湧水や自噴水となり、その一部が「黒部川扇状地湧水群」となっている。
 利用状況-生地駅前の清水・共同洗い場は、現在も湧水から湧出した水を、飲用、野菜や衣類の洗物に利用している。
 イベント情報-[7月31日] 黒部川 水のコンサート&フェスティバル<黒部川河川公園> 
 日本有数の清流「黒部川」と流域住民が一体となって「水」にこだわった様々なイベントが繰り広げ られる。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=29 より

北アルプスの恵み

北アルプスの雄大な自然が育んだ天然の地下水脈を原水としたミネラルウォーターです。富山県入善町は、北アルプス・立山連峰の麓にある「黒部川扇状地」に位置し、日本屈指の湧水地帯として知られています。その名水を、衛生管理を徹底した自社工場によって非加熱でボトリングしました。
花崗岩層による自然のフィルターを通して、清らかな雪解け水がじっくり時間をかけてろ過された水は、口当たりのまろやかな軟水。飲料水としてそのまま飲んでもおいしく、お茶やコーヒーなどに使ってもその味わいを損ねません。炊飯や煮物などの料理に利用すれば、素材の味や香りを引き立ててくれるでしょう。

*https://nyuzenwater.co.jp/service/ より


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