「加賀の井酒造」
加賀の井酒造株式会社(かがのいしゅぞう)は、新潟県糸魚川市にある日本酒製造及び、販売を行う1650年創業の酒蔵である。酒蔵などは2016年12月の糸魚川市大規模火災(糸魚川大火)で焼失したが、被災前と同じ敷地内で2018年3月に再建された。
歴史
1650年(慶安3年) - 小林家二代目の九郎左ェ門が古賀坂家から酒屋を譲り受け、酒造りを始める。
1652年(承応元年) - 小林家敷地内に加賀藩糸魚川本陣が置かれる。献上された酒を加賀藩主前田利常がいたく気にいり、加賀国でないのに加賀の字の使用を許し、酒銘を「加賀の井」とした。小林家は本陣の役と糸魚川の町年寄を兼ねて、幕末まで受け継いだ。酒造りは現存する敷地内の蔵(現在は出荷蔵として使用)で行われていた。
1782年(天明2年)以降、加賀藩とその支藩(大聖寺藩、富山藩)の宿泊記録とともに、酒が度々献上され、藩主や家老の献立にも用いられたことが記録に残っている。明治以降も前田家に献上されていた。
1953年(昭和28年) - 株式会社となる。
2006年(平成18年)
5月 - 事業休止状態となる。
12月 - ジャパン・フード&リカー・アライアンス(以下、JFLA)の支援を受ける。
2007年(平成19年)
7月 - JFLAの完全子会社の新・加賀の井酒造として発足。
10月 - JFLAより分離独立した中間持株会社、株式会社伝統蔵の完全子会社となる。
2011年(平成23年) 4月 - 株式会社伝統蔵が盛田株式会社に吸収合併され、加賀の井酒造はその子会社となる。
2016年(平成28年)12月22日 - 糸魚川大火により酒蔵を含め社屋が全焼した。
2017年(平成29年)
2月 - 阪神酒販グループで当社と社長を兼任する銀盤酒造のタンクを借り、仕込みを再開。
5月1日 - 母の日・父の日向けの新酒「感謝をこめて」で出荷を再開。
2018年(平成30年)
3月13日 - 再建した酒蔵を報道陣に公開。再建した酒蔵は延べ約1,110㎡の2階建ての鉄骨造りで、仕込みなどの作業を見学出来る通路を設けている。
3月中 - 再建した酒蔵で仕込みを開始。
ゴールデンウィーク - 出荷を再開。
2023年(令和5年) 1月 - 盛田が、加賀の井酒造をはじめとする酒造会社10社の株式を株式会社伝統蔵に譲渡。
加賀の井酒造株式会社 新潟県糸魚川市大町2-3-5
*Wikipedia より
代表銘柄
大吟醸 加賀の井くろうざえもん
アルコール度数17%
酒米の最高峰「山田錦」を全量使用し徹底した管理で厳冬期に醸す大吟醸です。瓶詰後1年以上低温で熟成し出荷しています。
原料米 山田錦
使用酵母 協会1801&901
精米歩合 40%
日本酒度 +4
酸度 1.2
アミノ酸度 1.1
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