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<The Wonder 500> ものづくり 437 T5

2022-11-25 07:20:43 | The Wonder 500

 「 437 T5」

薄氷のように、口の中に入れると溶ける薄い干菓子。こだわりの和の天然素材でこしらえた五ツのTONE(色合い)とTASTE(味わい)。桜、抹茶、ゆず、胡麻、和三盆の五味五色をお愉しみください。

桜・塩味: 待ちかねた雪国の春のよろこびをイメージした薄紅色。国産の桜の風味をそのまま閉じこめ、ほんのりと塩味を利かせました。
抹茶・苦味: 樹々や草の息吹をイメージした深い緑。京都宇治の石臼挽き抹茶をふんだんに用いて、濃厚な味わいに仕上げました。
柚子・酸味: 陽の光の恵みをイメージした鮮やかな黄色。豊かな香りと酸味が特徴の富山県庄川産の柚子果汁を贅沢に用いて仕上げました。
和三盆・甘味: 雪国の冬のぬくもりをイメージした真珠のような白色。高級砂糖として名高い、阿波の和三盆で仕上げました。
胡麻・滋味: 季節の合間である土用を表す「玄」と呼ばれる黒色。無農薬栽培による国産の胡麻を用いて、滋味豊かに仕上げました。

 薄氷本舗 五郎丸屋 富山県小矢部市中央町5-5

 江戸時代、加賀金沢と越中高岡を結ぶ交通の要だった石動(いするぎ)。今石動城の城下町として、また藩政時代には前田藩の下、難所・倶利伽羅峠を控える宿場町として賑わいました。この地で260年間余りにわたり和菓子を作り続けているのが「薄氷本舗 五郎丸屋」です。
 看板の銘菓「薄氷」は、宝暦2(1752)年に5代目五郎丸屋八左衛門の手によって誕生しました。北陸の深い雪がようやく溶けはじめる如月、弥生の早朝。田んぼの水面にうっすらと張った、今にも割れそうな氷を干菓子に映したものです。風景をシンプルに模したかたち、繊細な味わいは多くの人に喜ばれ、禁裏や加賀藩主前田公により幕府に献上されました。明治以降は宮内省御用達として、また茶道界からも嘉賞を頂いて今日へと続いています。
 自然を感じるままに切り取った、うつくしく、美味しい菓子を作る。つないできた技と心を大切に、これからも挑戦を続けてまいります。   株式会社五郎丸屋 代表取締役 渡邉克明


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