~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

チェロコン本番など

2008年08月08日 15時19分12秒 | 室内楽
昨日は午後5時から1時間半、チェロのグループレッスン。

受講生は、小学2年生から私より年上(たぶん・・)の男性まで5人。
曲はバッハの無伴奏が2曲と、ブレバル、クレンゲル、カバレフスキーのコンチェルトでした。
私は弦楽器のことはさっぱりわからないので、なにが易しくてなにが難しいのか聴いていても「?????」なんですけど、大人の方の演奏というのは一味違うなあ・・と思いました。
その方、技術的にはシロウトの私が聴いていても結構あやしくて、指の動かないもどかしさとか音程がきちんと合わない情けなさみたいなものが苦しいほど伝わってくるのですけど、どこか耳を傾けさせる演奏なんですよ。
なんというか・・・気持ちとエネルギーがダイレクトに伝わってくるんです。こちらを音楽の原点に立ち返らせるような。

演奏が終わってお話をききましたら、チェロは15年前に一度習ったことがあるのだけれど、その後交通事故で断念。時を経て3年前に再開して独習していたのだけれど、その後1年くらい先生についている、ということでした。
もちろん、子どものころはピアノをされたり、学生のときはコントラバスを弾かれたりしていたのだそうですが、チェロそのもののキャリアは浅いそうです。
こんなマスタークラスで、ばりばり弾く子どもたちに混じっての勉強はさぞや・・しかも最後はホールでの発表会もあるわけだし・・とこちらはつい思ってしまうのですけど、学びたい一心での参加、ほんと頭が下がります。


今日は、チェロのコンクールがあって、A区民まで行ってまいりました。
朝10時45分の出番だったので、娘を街中に託児に出し(たまたま家族が出払ってました)、電車の時間を調べ上げて絶対に遅刻のないように乗り換え。
娘は昨夜からうれしそうで「明日預けられるんだよねっ!」とワクワク。以前はけっこう短時間の託児を使っていたのですが、最近は幼稚園でそういう機会もなく一年ぶりくらい。
娘、行きの電車の中でもしゃべりっぱなしで、「お母さんはチェロ習ってるんだよね」「いや、習ってはいないよ。習っているのはチェンバロ。あの鍵盤がピアノと逆の色のやつ」「あ、そうか。じゃチェロはピアノの形してるの?」「いやチェロはバイオリンの仲間だから、バイオリンの大きい形。お母さんはチェロの伴奏ピアノでしてるの」・・・・・本番前にいろいろ面倒くさいことになってきたので、以下放置プレイ(逃)。


で、街中で娘を預け、ここからまた路面電車とJRに乗って到着(途中、路面電車の運転士さんが、意味不明の独り言を言ってて、時々私に意味不明の微笑を投げかけるのがちょっと怖かった・・)。


ピアノのコンクールでは練習室ってめったにない(あってもそれは有料で早い者勝ち)ですけど、ほかの楽器はチューニングやアップが必要なので、あるんですね。
練習室にはアップライトのピアノもあって、事前にちょっとだけ合わせられました。
弦楽器部門は小中学生あわせてたったの4人でしたけど、みんな上手でしたよ~(うちらは以外はバイオリン)。練習室で弾いてた女の子がびっくりするほど上手かったのですけど、この子はつい先日某音楽教室の発表会で圧倒的な存在感と巧さで私をノックアウトした子、とステージを聴いて判明。
ああいうところで聴くと、バイオリンってほんと技巧的な楽器というか、チェロ地味でごめんね・・みたいな華やかさありますねえ。

このA区民のピアノは元々評判のいいピアノですけど、今日はコンクール初日の4番目ということで、コンディションも上々。気分よく弾けました。ま、ソロではないので思いっきりというわけではないですけど、ここのピアノを弾く機会に恵まれてありがたかったです。


・・というわけで、チェロの予選は無事終わり、結果も通過だったようで、ひとまずホッとしました。