~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ちょっと涼しい日に思うこと

2008年08月18日 23時59分35秒 | 雑感
昨日今日と雨や曇りの天気で、少し涼しく過ごしやすかったのですが、
そうであればあったで、なんか物足りない感じがするのは、ヘンですね(笑)。
なんというか「暑い暑い」と悪態(?)をつくことによって、行動のエネルギーを起こしていたのに、敵が弱体化して何に当り散らしていいのかわからなくなったような感じでしょうか?

まあ考えてみれば、私のエネルギーの元なんて所詮そんなもので、気候がゆるくなったら、新たな敵(?)に当り散らして発電するに違いないのですが・・・。
天気なら当たられても無害でしょうけど、家族なんかだと大迷惑ですね・・・・たぶんいつも迷惑かけてます(爆)。

オリンピックももう半分が過ぎたようで、盛り上がりどころはそろそろ終わりかなあ・・という感じなのですけど、ほんとにいろいろなドラマがあるもんですね。
驚いたのは、レスリングを3歳からやっていたという選手。で、4歳で初試合で、そのとき他の子が金メダルをもらってて「あれがほしい」と親にねだったら、「あれは買えないんだよ。練習しないともらえない」と言われ、それ以来一生懸命練習し続けている、という話。
音楽だと3歳から、というのも珍しくないですけど、レスリングも3歳くらいから練習するんですねえ。驚きました。
それと話題になる選手は、なぜか親子二代みたいなうちが多いですね。柔道、レスリング、フェンシング、その他。
「一代目で財を作り、二代目で指導者を作り、三代目で音楽家を作る」といったことをきいたことがありますけど、オリンピック選手レベルの才能を育てるのには、三代くらいの時間がかかっているのかもしれません。
もちろん、突然変異のように子どもがいきなり才能に恵まれていたというケースもあるにはあるのでしょうけど(音楽の世界でもいますね、そういう人)、そういう場合は、才能を見出し、親のようにいや親以上に面倒を見てきたコーチが存在します。

それと、時々目にする記事でびっくりするのが、「けっして選手として恵まれた身体ではなかった」ということ。
たしか、北島選手にしても「水泳選手としては身体が固く、なぜ北島なのか?」と思われたりしたとか。あれだけのスイマーに「不向き」もなにもあったものではないのでは?と思うのですが、彼の才能は身体面というよりはむしろ精神面のほうにあったというのですから驚きです。
また、誰だったかな、体操選手で親兄弟みんなが体操選手と言う家族があったように記憶していますが、兄弟のなかで一番身体が固く、コーチである父親からは「一番向いていない」とあきらめられた子が、その後一番伸び、オリンピックを目指すまでになった、という話もどこかで読みました。
この選手は、その後身体が柔らかくなったわけではなく、「身体の固さ」を生かして技を磨いたということでした。


そういう話をきくと「才能とは?」という疑問も起こってくるわけなのですが、ひとつ言えることは、「ひとつのことを毎日毎日何時間もあきもせず、何年も何年も続けられる」という、一歩間違えば「ご病気?」みたいな能力がまず必要で、もちろんそれはただ繰り返すだけではなくて、常に高みを目指してやまないタフな精神力が不可欠であることは言うまでもないことのようです。

これこそ教えられてできることではなく、教える以前に備わっている可能性が高いし、ことスポーツや音楽は幼児期からの教育が必要なので、これは逆に「そういう子ども」を見出す必要があるのかもしれません。
ただ、才能というのは人によって開花する時期も質も違うと思うので、この長寿の世、勉強にしても18やそこらで進路を決定するのは難しいし、そこで焦ることもないと思うのですけど、不況の世の中にあっては、もたもたしていると職を得ることも難しく、大変な思いをしている若者も多いとききます。
勉強その他には資金も要りますし、これは難しい問題です。

う~ん・・・やはり「一代目で財」なんですかねえ?・・・・