~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

アウフタクトは難しいぞ

2008年09月03日 21時53分14秒 | バイオリン
「家電の不思議(昨日のブログ参照)」話をしたところ、子ども二人がビビッてしまい(娘はともかく、なんで息子まで?)、防音室に入ろうとしないので、昨日今日と二人まとめてバイオリンの面倒を見るハメになってしまった。

昨日息子のバイオリンをひさしぶりに聴いてみたところ、音程怪し、拍怪し。
音程はピアノでひとつひとつ確認してなおしていくとして、なんだかミョーに拍感の怪しい曲があって、それはアウフタクトで始まる「わかれ」という曲(ドイツ民謡かなにか?♪さらば、さらば、わーがーとーも~♪ってやつです)。
みるとですね、4分の4拍子の4拍目から出る最初の音をダウン(下げ弓)で弾いている。楽譜はもちろんアップ(上げ弓)です。
それで、ぜーんぶの弓使いが逆になってしまい、しかも途中の休符は無視してアウフタクトで余った拍の帳尻を合わせている(笑)。

どうもず~っとこうやって弾いてたらしいんですよ。本人いわく「誰もみてくれなかったし・・」
短い曲なのに音違いもしてるし、これは明らかにかなりムダな時間を費やしてました。バイオリンそのものの弾き方がどうこうでなくて(それは私には教えられないことだし)、楽譜レベルでチェックしてやらないとダメですねえ。

それにしても、アウフタクトは弦楽器でやるとよくわかるんですね。弓の方向もですけど、一拍目の圧が違う。ピアノで弾く時も本来はそうあるべきなんですが、ピアノは小節線無視して弾いてても、そこまでぎょっとはしません。とりあえず音が並んでしまう楽器というものは便利ではありますが、拍感やフレーズ感を体感するのは逆に難しくもあります。


「弓反対」「そこ休符」「音間違い」「音程違う」などなど、次々と言わなくてはならず、最後は「楽譜どおりに弾かんかいっ」・・ゼーゼー・・
息子「き、きびしい~」(泣)。

いやいや、今この時点でやっておかないとあとで大変な目に遭うのは君自身ですから。