~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

学生さんの演奏会

2008年09月16日 01時29分06秒 | 交響曲・管弦楽曲等
すでに昨日のことになりますが、武蔵野音大の学生さんたちによる演奏会を聴いてまいりました。

ベートーベン:序曲「コリオラン」
シューマン:ピアノコンチェルト イ短調
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と<愛の死>
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)

(アンコール)

マスカー二:カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲
エルガー:威風堂々

いやあ、うまかったです、安心して聴けました。
私の席(後方右寄り)では、特に管楽器がいい感じで聴こえました。
指揮者さんが、もともとクラリネット奏者でいらっしゃることもあるのかもしれませんが、細かいところまで配慮の行き届いたいい演奏だったと思います。

以下は、あくまでも私の趣味に基づいた感想です・・

<コリオラン>:手堅くよくまとまって、最初のプログラムとしてふさわしい演奏だったと思います。私の趣味からいうと、もう少しインパクトがほしかったかな?

<シューマンコンチェルト>:ピアニストは学内選抜の4年生(男性)。難所も楽々の技術でしたが、もう少し音そのものに個性と表情があるといいかも、と。あと左半身の動き(脚も腕も)が大きく、時によってはそのせいなのか重心がブレて、芯のない音になることも。度胸も技術も充分な方と思いますので、これから研鑽を積まれることと思います。

<イゾルデ>:指揮者さんの力量を感じました。学生さんも相当勉強されたと思います。内声がもう少しウネウネしたり、低音が主張するところがあると、さらに厚みのある音楽になったのかな、と思いますけど、まあ聴いてるだけならなんとでも言えますから(・・演奏がいかに大変かは自分でもわかっております・・・)。


<火の鳥>:これは良かったですねえ~。反射神経抜群、若さ炸裂の迫力ある演奏でした。

<アンコール>:組み合わせもよかったですけど、のびのび生き生きとしていて、「喜んで」弾いている感じが伝わってきて、気持ちよく会場をあとにできました。


簡単ですが、以上レヴューでした。