さっき、あるピアニストさんのブログ(私がこれまで2回レッスンを受けたことのある男性の方)を読んでいて、なるほどと思える文章があったので、紹介させていただきたいと思います。(・・いちおう無断ではないです・・)
ピアニストにとってなにが大変かというと、やはり「行った先々のピアノに短時間でなじんで、それにある程度合わせて演奏をしなければならない」ということだそう。連日と言っていいほど、違う場所の違うピアノで弾かねばならないご苦労を綴られたあとに以下の文章が続いていました。
<・・・いつも同じように弾けば同じような音が出るわけではないのだ。
だからと言って、無理やり自分の音のほうに引き寄せようとすると、ピアノが悲鳴を上げてついてきてくれなくなってしまう。
では、ピアノに完全に合わせてしまえばいいかというと、今度はそうすると自分の音楽が出来なくなってしまう。
なので、その間のどこかいいポイントを見つけなければならない。
そこで大事になってくるのは、大きな音楽のイメージを常に持っておくことだ。
ここのこの16分音符の”ファ”の音でこんな音色を出して、
とかそういう細かい細かいイメージしか持っていなかったら、
いざそこで思った通りの音が出なかった時にその周囲の音楽が全て崩れてしまう。
でも、大きな流れを捉えて、確固としたイメージを頭の中に作っておけば、
細かいところをその時その時臨機応変に自由自在に変えてしまっても、
自分の音楽というものがぶれることがない。
そういうものがないまま、小さな箇所から虫眼鏡で見ていくように粗を探して磨き上げていっても、結局全体としてつじつまが合わなくなったりする。
ピアノは音が多くてしかも難しいことが書かれていたりするから、どうしても視点が微視的になってしまいがちで、
しかも、難しいところをひたすら練習して克服するというのは、結局のところ一番何も考えなくていい単純なやり方なので、
どうしてもそっちのほうに誘惑されてしまうけれど(特に真面目な人ほど(^^ゞ)、
そこはグッと踏ん張って一歩も二歩も引いた位置から音楽を眺めてみないといけない。
そうすると、自分が大きな家の窓のサッシだけを必死に磨いていたのだ、ということに気づくだろう>
彼は日本音楽コンクールで優勝し、その後国際コンクールでも入賞された方なので、もちろん私などとはレベルが違いすぎるわけですけれど、ここに書かれたようなピアノとのつきあい方、音楽の捉え方というのは、ほんとに「そうだよなあ」とうなずけること。
ここで私の経験を語るのはなんなのですけど・・・
細かい技術練習はもちろん必要なことなのですけれど、それに没頭するのはある意味楽なこと。
ミクロな練習を積み上げただけで人前で弾いてしまうと、ほんとに些細なつまづきで大事故を起こします。・・・いや過去実際起こしてます(汗)
ミクロな部分が遠景にみえるくらいのレベルで仕上げていくと(それにはもちろん練習が必要なことは言うまでもないのですけど)、ミクロな事故はミクロなままで通過します。
私だけはなくて、楽器をされる方々なら誰しも経験されることだとは思うのですが、特にピアノの場合は楽器そのものが練習時と違うものなので、よりそのための「備え」がいると思われます。
自宅にグランドを持っていても、フルコンとは全然違うし、それがましてアップライトとか電子ピアノとかなるとますます差は大きくなります。
私も10年間くらいは電子ピアノでしたので、いきなり本番で生ピアノ、それもフルコンを弾かねばならないときの苦痛に近い驚きはよく覚えています。
今の電子ピアノはかなり性能が上がってきていますが、それでもこまかいニュアンスは難しいです。私の場合は、ある程度指が動くようになって楽譜も頭に入ってきたら、とにかくグランドを借りて練習するようにしてました。(それでも電子ピアノを持つようになってからはまだマシでした。学生時は手元に一切鍵盤ものがなく、それで本番でしたから・・笑)。
今はチェンバロで同じような目に遭っていまして、先生からは「ピアノで練習しないでね。机の上かキーボードで」といわれています。・・でもピアノで弾いちゃいますけど(殴)。
話がそれまくってしまいましたけど、要は「自分の持っている楽器と本番で弾く楽器との差をいつも念頭において練習したほうが効率的だ」、ということが言いたかったんです。そのためには、やはりグランド、できればフルコンをできるだけ経験するのがいいのかなあ、ということになります。なんだか逆説みたいになりますけど。
そのあたりなんですよね、「できれば子どもにはいい楽器を」というのは。
どうしても「いつやめるかわからないし、練習もしないから安い電子もので」と親は思ってしまうのですけど、経験のない子どもには最初の楽器がかなり刷り込まれるのでは?と思われます。一生懸命練習すればするほど「その楽器」がうまくなる。
オルガン→アップライト→鍵盤楽器なし→電子ピアノ→中古アップライト→グランド(&キーボード)・・・・と渡り歩いてきて、なんとなくそう思います。
でもなんといってもピアノは姿も音もデカイ(泣)。しかも、本番は違う楽器。
・・・・・難しいところです。
ピアニストにとってなにが大変かというと、やはり「行った先々のピアノに短時間でなじんで、それにある程度合わせて演奏をしなければならない」ということだそう。連日と言っていいほど、違う場所の違うピアノで弾かねばならないご苦労を綴られたあとに以下の文章が続いていました。
<・・・いつも同じように弾けば同じような音が出るわけではないのだ。
だからと言って、無理やり自分の音のほうに引き寄せようとすると、ピアノが悲鳴を上げてついてきてくれなくなってしまう。
では、ピアノに完全に合わせてしまえばいいかというと、今度はそうすると自分の音楽が出来なくなってしまう。
なので、その間のどこかいいポイントを見つけなければならない。
そこで大事になってくるのは、大きな音楽のイメージを常に持っておくことだ。
ここのこの16分音符の”ファ”の音でこんな音色を出して、
とかそういう細かい細かいイメージしか持っていなかったら、
いざそこで思った通りの音が出なかった時にその周囲の音楽が全て崩れてしまう。
でも、大きな流れを捉えて、確固としたイメージを頭の中に作っておけば、
細かいところをその時その時臨機応変に自由自在に変えてしまっても、
自分の音楽というものがぶれることがない。
そういうものがないまま、小さな箇所から虫眼鏡で見ていくように粗を探して磨き上げていっても、結局全体としてつじつまが合わなくなったりする。
ピアノは音が多くてしかも難しいことが書かれていたりするから、どうしても視点が微視的になってしまいがちで、
しかも、難しいところをひたすら練習して克服するというのは、結局のところ一番何も考えなくていい単純なやり方なので、
どうしてもそっちのほうに誘惑されてしまうけれど(特に真面目な人ほど(^^ゞ)、
そこはグッと踏ん張って一歩も二歩も引いた位置から音楽を眺めてみないといけない。
そうすると、自分が大きな家の窓のサッシだけを必死に磨いていたのだ、ということに気づくだろう>
彼は日本音楽コンクールで優勝し、その後国際コンクールでも入賞された方なので、もちろん私などとはレベルが違いすぎるわけですけれど、ここに書かれたようなピアノとのつきあい方、音楽の捉え方というのは、ほんとに「そうだよなあ」とうなずけること。
ここで私の経験を語るのはなんなのですけど・・・
細かい技術練習はもちろん必要なことなのですけれど、それに没頭するのはある意味楽なこと。
ミクロな練習を積み上げただけで人前で弾いてしまうと、ほんとに些細なつまづきで大事故を起こします。・・・いや過去実際起こしてます(汗)
ミクロな部分が遠景にみえるくらいのレベルで仕上げていくと(それにはもちろん練習が必要なことは言うまでもないのですけど)、ミクロな事故はミクロなままで通過します。
私だけはなくて、楽器をされる方々なら誰しも経験されることだとは思うのですが、特にピアノの場合は楽器そのものが練習時と違うものなので、よりそのための「備え」がいると思われます。
自宅にグランドを持っていても、フルコンとは全然違うし、それがましてアップライトとか電子ピアノとかなるとますます差は大きくなります。
私も10年間くらいは電子ピアノでしたので、いきなり本番で生ピアノ、それもフルコンを弾かねばならないときの苦痛に近い驚きはよく覚えています。
今の電子ピアノはかなり性能が上がってきていますが、それでもこまかいニュアンスは難しいです。私の場合は、ある程度指が動くようになって楽譜も頭に入ってきたら、とにかくグランドを借りて練習するようにしてました。(それでも電子ピアノを持つようになってからはまだマシでした。学生時は手元に一切鍵盤ものがなく、それで本番でしたから・・笑)。
今はチェンバロで同じような目に遭っていまして、先生からは「ピアノで練習しないでね。机の上かキーボードで」といわれています。・・でもピアノで弾いちゃいますけど(殴)。
話がそれまくってしまいましたけど、要は「自分の持っている楽器と本番で弾く楽器との差をいつも念頭において練習したほうが効率的だ」、ということが言いたかったんです。そのためには、やはりグランド、できればフルコンをできるだけ経験するのがいいのかなあ、ということになります。なんだか逆説みたいになりますけど。
そのあたりなんですよね、「できれば子どもにはいい楽器を」というのは。
どうしても「いつやめるかわからないし、練習もしないから安い電子もので」と親は思ってしまうのですけど、経験のない子どもには最初の楽器がかなり刷り込まれるのでは?と思われます。一生懸命練習すればするほど「その楽器」がうまくなる。
オルガン→アップライト→鍵盤楽器なし→電子ピアノ→中古アップライト→グランド(&キーボード)・・・・と渡り歩いてきて、なんとなくそう思います。
でもなんといってもピアノは姿も音もデカイ(泣)。しかも、本番は違う楽器。
・・・・・難しいところです。