~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

「熱情ソナタ」レッスン(H先生)

2008年10月29日 22時25分05秒 | レッスン&セミナー
「ベートーヴェンを弾く会」の監修H先生のレッスンを受けてまいりました。

ちょっと前から、肩や手がちょっと不調だったのですけど、昨日あたりから右手2と4の動きがいまいち。外すはずのないところで音がこぼれる。
なので、今日のレッスンは1時間しかないことでもあるし、2楽章とあとはポイントをしぼってご指導いただこうと思ってました。
で、弾く前に「全部は無理ですよね?30分くらいかかりますし」と下心ありありで言ってみたのですけど、「どうして?繰り返しなしで、ささっと全部弾いてみて。30分はかからないから」

・・・はい・・・ささっとですか・・・

慣れたピアノのせいか、リピートなしだったせいか、昨日で懲りて力を抜く箇所をたくさん作ったせいか、かなり楽でした。通しで弾いてもまだいける気がしました。

「えっと、表現は自由です。どう弾いてもかまいません。ただ楽曲の(トータルな)表現としてみた場合に、荒削りなところを調えて(洗練されたものにして)いく、という点をちょっとやってみます」

で冒頭。
「最初(のユニゾン)はいいです。そのあとのトリル。トリルでベートーヴェンが訴えたいことがあると思います。なるべくたくさん入れたほうがいい。トリルに専念してください(笑)」

指の調子もですけど、ほんとに今日はトリルがすっこ抜けまして、困ったものでした。

「えっとね、数えて7回は入れるつもりで。そのためには手を固めてしまうのでなく、その前でちょっと抜きます」
・・・そうはいってもできるものでは・・・・いや、できました。自分でも驚きました。

「それでいいです。あとは、メロディーの流れを考えると突出させてはいけない音があります。それを調える」

「第2テーマ。窓を開けたように気持ちを変えて。今の弾き方では冒頭とあまり変わらないんですよ、姿勢も。ここは攻撃的に弾くのではなく『受ける』。メロディーは極力指番号通りにレガートでつなぐ。やってみて。・・・・ペダルが濁ってます・・・やっぱり濁る。絶対に濁らせないように。・・・・・そう、いいです。ここはちょっと気持ちを変えるだけで変わってくるとこです」


「一楽章でなにかあります?ほんとは何楽章を弾きたかったの?」
「二楽章です。どうしても自分のなかで違和感があります」
「あ・・はい。そうですね。まずテーマのテンポが揺れてます」
ということで、バスを一音一音検証。メロディーでやるとわからなくなるから、ということで。
保つべき音と進むべき音、そしてさっと流す音を区別して、4小節ほどを何度も練習。
アンダンテなので歩くように、そして歌のように音を保ってその響きのサイクルにのればうまくいくはず。テンポは保たなければならないけれど、拍は刻まず身体の芯で感じて、手は流れにまかせる。

変奏曲なので、全体のテンポの設定の仕方(基準の作りかた)を教えていただき、あとはペダル。
分散和音のところ、音の動きを生かすために、ペダルを踏んで和音にしてしまわないほうがいい、と。これと似たようなことを(別の箇所ですけど)、ピアニストのM氏にも先だって言われました。時代的(古典派)なこともあると思います。
「二楽章、細かいことをやりすぎるのよ。でもやりたくなるのよね。私も前は細かく弾いててああでもない、こうでもない、といろいろやってみたのだけど、どうしてもうまくいかなくて結局、何もしない。流れにまかせる・・ということなのよ」

・・・なんだか緒形拳さんがおっしゃっていた「下手だなあ、って言われたら最高のほめ言葉」を彷彿とさせます。
でもたぶん、細かいことをやってやってやりまくって到達する境地ですね。いきなり何もしなかったら、ほんとに空っぽということになりそうです。


3楽章は、「ベースがぬけるのよ。まず、ベースを弾いてから次がある。時間に間に合わせようと思ってぬけてはダメ。フレーズの終わりのほうで焦ってちゃんと弾いてないようなところもあるから注意して」
・・・言い訳すると、やっぱり速い曲なので、ベースを弾く動作がなかなか間に合わず空振りになってしまうんですよねえ。


1時間の内容はだいたいこんなところです。
「集中して弾くべき箇所は、そのまま弾けばいい」とのことなので(これはM氏もほぼ同じ意見でした)、まあ、テンションの高いところは何を言っても聞きゃしないだろう・・・ということでしょうか(爆)。

先生は今日4時間ぶっ続け、休憩もなしでベートーヴェンのソナタ4曲レッスンされたはず。
先生って大変ですねえ・・・しかも最後が「熱情」全楽章。夜7時でこのテンションですか。私、先生よりはだいぶ若いと思いますけど、かないません。
でも考えてみれば、9日は一日中ソナタを聴き続け、自分も弾かなければならないわけで・・・生きて帰れるのか?

でも、なんとなく全楽章にわたる「気」が充実してきたような感じがします。
本日先生からもいただいたかもしれません。
あとは身体ですね・・・って「気」が先かい?ってところですが(笑)。



リハーサルもどき

2008年10月29日 00時41分02秒 | ピアノ
なんか忙しい日でした。

起きる→子どもの朝食と並行して弁当のひとつめを作る→息子が出る
→ふたつめの弁当を作る→作ってる最中に幼稚園の同じバス停のお友達がピアノを借りにくる(コンクールが近づくと朝うちで弾いていきます)→娘を送ると同時に資源ゴミをだす
→自分が出かける→某所において3時間ほど6人でピアノの練習する→シモンボリバルユースオーケストラ&アルゲリッチと3人のイケメン(?)のチケットを受け取りにいく→デパートの催しにちらっとよる、また本屋で息子に頼まれた本を買う
→うちに帰って生協の荷物を受け取る→娘をバス停で受け取る→15分後に造形教室へ出かける
→造形教室の間に、郵便局の用事と雑貨の買い物をすませる→教室に戻り、時間内に製作がすまなかった娘が30分延長してねばるのに付き合う
→うちに帰って、子どもたちとこんな時間におやつを食べる→食事を作りつつ娘のピアノをみる→夕食→娘のバイオリンをみる→自分の練習を少しやる

で22時半くらい。
・・・・夕食はとりましたけど、ほかはどうしたっけ????

練習会は本番の近い6人で。うちベートーヴェンが5人。
みんな頑張ってますねえ。
特に、「血ヘド吐きそう」というので、12日前にちょっと聴かせてもらっていた楽器店勤務のMちゃん。そのときは「間に合うかなあ」とこちらもチビッと心配だったのですが、いきなりビシーっと弾いてきていてびっくりしました・・・・・あまり驚かせないでくれたまえ(汗)。フルタイム勤務で小学校低学年と保育園児の母、しかも土日は結構仕事が多いのに、いったいいつ練習しているんですかね?お笑い関係のチェックもかかさないのに(爆)。
みんなそれぞれ、ほんとに真面目にしっかり取り組んでいて、こちらも姿勢を正さねば、という思いがしました。

しかし、本番仕様で通しで弾くといろいろな事が見えます。
自宅では気づかなかった思わず力んでしまうところ、そして抜きどころ、聴かせたいところ、逆におさえたいところ、全楽章を弾く間の意識の推移。
私今日は完全には楽譜から離れられなかったですけれど、たぶん、なんとか弾けるんじゃないかな・・という感触は持ちました。
気持ちがきちんとのる箇所と離れがちな箇所、まだなんとなく密度がバラバラなのでそのあたりの調整が課題でしょうか?

あと10日でできるだけのことはしたいですが・・・無理をしてはいけませんね。気をつけます。