「熱情」のレッスンを受けてきました。
7月末に「イソルデの愛の死」をみていただいたM氏。
「熱情ソナタ」については、M氏自身のブログにもたびたび書かれているし、「いつでも弾ける曲 №1」だそうだし、ほんとにしょっちゅうリサイタルで弾かれているようなので、レッスンというよりは聴かせていただくのを楽しみにレッスンに向かいました。
私の方は、まだ暗譜もおぼつかないし、とりあえずなんとか弾けるという程度で、ほんとに後一月で弾く気かっ・・と自分でも思うのですけど、今年はとにかく「全楽章弾ききる」といういささか低レベルの目標をかかげて練習しております(殴)。
5月のM氏のブログによると
「久しぶりに練習のときに自分の演奏(熱情)を録音してみたら惰性で弾いてるところがたくさん見つかって、そういうところを全部ちゃんと論理的に進むように直したら一気に流れとか緊張感とかが生まれてきました。
ベートーヴェンは感覚だけじゃ弾けないんですねぇ」
ということだったので、それなりに覚悟はいたしておりました。
今日のレッスン時間は1時間だったので「1時間で全楽章はムリですよねえ?」ときくと、「そうですねえ・・・1楽章と3楽章でどうですか?」といわれ「それでは休む間がないですねえ」と笑っていたのですけど、実際は1楽章だけでやっとというか、最初の数小節でほとんどの時間が過ぎたという感じ。
「・・・この曲ってほんとに難しいねえ。
あと一ヶ月?・・う~ん・・根本的に考え方変えていったほうがいいかもしれない・・」
というわけで、まず冒頭。
「ここはほんと難しい。ここだけでこの曲の評価のほとんどは決まるというところ。・・・(さっきの演奏は)緊張感がないよねえ。最初の音が出るまでも、最初のフレーズを弾く間も・・」
いちおう緊張はしてるんですが(笑)、自分でもどこかゆるいと思えてとてもイヤだし、実際のところここはあまり練習してないです(殴)。ほかの部分、音が多くて技術的にいっぱいいっぱいのところに時間とられてます。
「身体の動きのない中で、音の動きや流れは充分意識して、左の和音、休符、間、すべてに張り詰めた感じがほしい」
最初のフレーズだけ、何回も何回も・・・
自分でもわかるのですけど「ドーラファー」で一回落ち着いてしまうんですよ。
「そのファは次へ行きたいけど身動きできないような音で、気持ちはずっと次へ続いていくところだよね」
「最初のフレーズが終わったところのドのあとの八分休符が休めてない。ここは手はきちっと休んで、ペダルでほんの少し余韻を残す」
・・・おっしゃることはわかります、わかります。そのように弾きたいです、できれば。
技術的な問題も大有りですけど、要弾き込み、要追い込み。とにかく「楽譜を精読したうえで、もっともっと精神的に追い込まなければいけない」とよくわかりました。
M氏によると、「3楽章までくると、気分的には楽なんだよね」ということですが、私、3楽章はまた別の(身体的)疲労が・・・・。
M氏は15歳のときから、15年間この曲を弾いてきて、最近「この曲がおもしろくてしかたがない。・・ほんとにすごい曲だ」ということですので、私も60歳くらいまで弾けばいい感じになるでしょうか(笑)。
1楽章全部を弾いてくださいましたけど、横にいて吹っ飛びました。
このピアノサイレント機能付きなんですけど、壊れなかったかな?(逃)
「この曲、今までの曲(これまでレッスンしていただいた『展覧会の絵』『イゾルデの愛の死』)のなかで一番難しいよね。全楽章弾くんだ・・すごい・・」
「・・ほんとのところ四十肩なのに、こんな曲弾くなんて自分でもなに考えてるんだと思うのですけど、もっと年取ったら、全楽章弾くなんて出来なくなるかも、と。それに素人だと全楽章弾く機会ってあまりないもんで」
「いやいや、そのなか(ベートーヴェンのたくさんのソナタ)でも『熱情』弾くんだから(笑)」
・・・あきれていただいて本望です(爆)。
元気ならば、むこう15年くらい弾いてみたいと思ってますから。
さて、問題はこれからどのくらい詰めていくかですねえ・・・あと1ヶ月ですねえ。まずは暗譜という超低次元の話(殴)。
7月末に「イソルデの愛の死」をみていただいたM氏。
「熱情ソナタ」については、M氏自身のブログにもたびたび書かれているし、「いつでも弾ける曲 №1」だそうだし、ほんとにしょっちゅうリサイタルで弾かれているようなので、レッスンというよりは聴かせていただくのを楽しみにレッスンに向かいました。
私の方は、まだ暗譜もおぼつかないし、とりあえずなんとか弾けるという程度で、ほんとに後一月で弾く気かっ・・と自分でも思うのですけど、今年はとにかく「全楽章弾ききる」といういささか低レベルの目標をかかげて練習しております(殴)。
5月のM氏のブログによると
「久しぶりに練習のときに自分の演奏(熱情)を録音してみたら惰性で弾いてるところがたくさん見つかって、そういうところを全部ちゃんと論理的に進むように直したら一気に流れとか緊張感とかが生まれてきました。
ベートーヴェンは感覚だけじゃ弾けないんですねぇ」
ということだったので、それなりに覚悟はいたしておりました。
今日のレッスン時間は1時間だったので「1時間で全楽章はムリですよねえ?」ときくと、「そうですねえ・・・1楽章と3楽章でどうですか?」といわれ「それでは休む間がないですねえ」と笑っていたのですけど、実際は1楽章だけでやっとというか、最初の数小節でほとんどの時間が過ぎたという感じ。
「・・・この曲ってほんとに難しいねえ。
あと一ヶ月?・・う~ん・・根本的に考え方変えていったほうがいいかもしれない・・」
というわけで、まず冒頭。
「ここはほんと難しい。ここだけでこの曲の評価のほとんどは決まるというところ。・・・(さっきの演奏は)緊張感がないよねえ。最初の音が出るまでも、最初のフレーズを弾く間も・・」
いちおう緊張はしてるんですが(笑)、自分でもどこかゆるいと思えてとてもイヤだし、実際のところここはあまり練習してないです(殴)。ほかの部分、音が多くて技術的にいっぱいいっぱいのところに時間とられてます。
「身体の動きのない中で、音の動きや流れは充分意識して、左の和音、休符、間、すべてに張り詰めた感じがほしい」
最初のフレーズだけ、何回も何回も・・・
自分でもわかるのですけど「ドーラファー」で一回落ち着いてしまうんですよ。
「そのファは次へ行きたいけど身動きできないような音で、気持ちはずっと次へ続いていくところだよね」
「最初のフレーズが終わったところのドのあとの八分休符が休めてない。ここは手はきちっと休んで、ペダルでほんの少し余韻を残す」
・・・おっしゃることはわかります、わかります。そのように弾きたいです、できれば。
技術的な問題も大有りですけど、要弾き込み、要追い込み。とにかく「楽譜を精読したうえで、もっともっと精神的に追い込まなければいけない」とよくわかりました。
M氏によると、「3楽章までくると、気分的には楽なんだよね」ということですが、私、3楽章はまた別の(身体的)疲労が・・・・。
M氏は15歳のときから、15年間この曲を弾いてきて、最近「この曲がおもしろくてしかたがない。・・ほんとにすごい曲だ」ということですので、私も60歳くらいまで弾けばいい感じになるでしょうか(笑)。
1楽章全部を弾いてくださいましたけど、横にいて吹っ飛びました。
このピアノサイレント機能付きなんですけど、壊れなかったかな?(逃)
「この曲、今までの曲(これまでレッスンしていただいた『展覧会の絵』『イゾルデの愛の死』)のなかで一番難しいよね。全楽章弾くんだ・・すごい・・」
「・・ほんとのところ四十肩なのに、こんな曲弾くなんて自分でもなに考えてるんだと思うのですけど、もっと年取ったら、全楽章弾くなんて出来なくなるかも、と。それに素人だと全楽章弾く機会ってあまりないもんで」
「いやいや、そのなか(ベートーヴェンのたくさんのソナタ)でも『熱情』弾くんだから(笑)」
・・・あきれていただいて本望です(爆)。
元気ならば、むこう15年くらい弾いてみたいと思ってますから。
さて、問題はこれからどのくらい詰めていくかですねえ・・・あと1ヶ月ですねえ。まずは暗譜という超低次元の話(殴)。