北方領土は日本固有の領土です
「ロシア 殺し屋 恐ろしや」想定外のことをやってくださる。原潜の時、抗議する母親の背中から、(旧KGBと思われる)女性エージェントが、コート越しに注射した(母親はもうろうとなり、運び出された。)…衝撃的でした。この時期は、ダウンのコートを着ている人が多いでしょうから、旧KGBの皆さんは、長い針の注射器を持ちあるいているでしょう。オー怖っ!
日本の領土であるにも関わらず、ロシア連邦が実効支配している北方四島。択捉島(えとろふとう)、国後島(くなしりとう)、色丹島(しこたんとう)、歯舞群島(はぼまいぐんとう)。日本が返還を求めている…。
森繁久弥さんが歌った、知床旅情では、「遥か国後に、白夜は明ける」なのですが、それは間違いです。「遥か国後」ではなく「すぐそこ国後」。「白夜は明ける」…暮れないから白夜なのに、明けちゃうの?それに、国後は北極圏ではないので「白夜などない!」 つまり、「知床旅情」は、北方領土など見たこともない人、知床など行ったこともない人が空想で作詞したものでしょう。知床から見ると、泳いでも行けそうな所に国後島があります。
歴史的な経緯は、説明するまでもありません。今日は、「日本よくやった。久々のクリーンヒット!」という感想です。
日本の領土に、ロシア人が住んでいる…いつ返還されるか見通しがない。旧島民のお墓がある。墓参りを前面に押し出しての日本側の努力が実り(日本と旧ソ連の外相間の往復書簡への署名に基づき)、「ビザなし交流」が出来るようになった。元島民の墓参に限り、身分証明書だけで四島に上陸できるようになったのです。1998年からは、物資の支援事業などに対象が広がってきた。日本側の、北方領土奪還計画は緩やかな歩みではあるが、進んでいた。日本にとっては前進であり、現島民(ロシア人)にとっても、「(支援物資が)大変ありがたい」 双方、ハッピーでした…。
ところがこのたび・・・北方四島のロシア人住民に支援物資を届けようとした外務省職員らに対し、ロシア政府が出入国カードの提出を求めたのです。
「はいそうですか」と、出入国カードを提出したら・・・北方領土が、「外国」であることを認めることになる。日本の領土へ入るのに、出入国カードは不要。
外務省職員、偉い!即座に、「出入国カードを提出したら大変なことになる」と判断した。しかし、支援物資を待っている島民の皆さんがおられる。物資の中身は、毛布とかカンパンではなく、注射器やガーゼなど医療物資(約1,280万円)。
これは、ジレンマです。届けてあげたいが、届けるということは、北方領土がロシア領であると認めることになる。しかし、物資を待っている人は、「生命の危機に直面」しているかも知れない。
外務省職員一行は、「ビザなし交流に基づく支援」を強調し、出入国カードの提出を拒否。…上陸を拒まれ、湾内での停泊を余儀なくされた。そのあとも、ロシア政府がカード提出を譲らなかったので、支援事業中止を決め根室へ戻ってきた。
「よくやった日本!」いつもお人好しのヤポンスキーだと思ったら大間違い。少し、思い知らせてやらなければなりません。でも、思い知ってはいないでしょうけど…。
ロシア側は、「領土主権を理由にカード記入を拒否した日本側の対応は、問題を政治化しようとする非生産的な試み」と、批判。さらに、「政治的な理由で人道支援を中止するのなら、支援の真のねらいは何だったのかとの疑問が生じる」とも主張。
いやはや、理屈と膏薬はどこにでも付く。盗っ人猛々しい。「真のねらいは、領土奪還だべ、目先の医薬品にはごまかされないぞ!小賢しいヤポンスキーめ!北方領土は絶対に返さないからな!」ということです。
日本政府、よくやったのですが、まだまだロシアに対する認識が甘い。背中へコートの上から、(麻酔?)注射する国ですよ。
どの辺が甘いかといいますと…この度は、事前にロシア政府から「出入国カードの提出が必要」と通告されていたのです。にも関わらず、「係にタバコを渡せば、大丈夫。にっこり笑って上陸させてくれる」との、目論見があっての出発…これは、私の推論で、実際は、タバコではなくチョコレートだったかも知れませんが。
では、なぜ今回急に、「カード提出を求めてきたか?」これにも、したたかなシナリオがあると見ました。
第一段階、昨秋のメドベージェフ大統領の、領土問題解決に前向きな発言。 第二段階、1月末の「出入国カードの提出要求」…これにより、政府はよくても現場は承知しないということを印象づけた。
そして、仕上げの第三段階。メドベージェフ大統領が麻生首相に、2月中旬にサハリンで首脳会談を行うことを提案してきた。どうしてこの時期に?これこそは、「領土問題の決着」でしょう。…「つべこべ言うな!返さないものは返さない。これで解決!ハラショー!文句あるなら、背後に注意を怠るな!いいか、両国トップの会談での合意だからな」
最近ロシアの動き、不穏ですよ。ウクライナいじめ。欧州向け天然ガスの供給停止。その理由も明らかにねつ造。完全停止に踏み切ってから約2週間でガス供給を再開。また、ウクライナいじめ・・・。返す刀で、北方領土。
日本からの支援物資が届かない島民はどうするの?
そんなの、ロシア政府は全く関係ないです。モスクワ劇場占拠事件を思い出してください(2002年10月)。チェチェン共和国の独立派武装勢力42名が、モスクワの劇場で人質922名をとって占拠。どう解決したか?さすがロシア!あくまで強硬。人質の命?関係ない。ロシア特殊部隊が突入。武装勢力側は全員死亡。人質129名が死亡…。まあこんなもんです。
北オセチア共和国の学校占拠事件だって、突入直後の人質の死者は、200人以上。重体、重傷が、700人超でしたから、その後の死者はどうなっていることやら。
ロシアは、今後も揺さぶりをかけてくるでしょう。時折、北方領土をちらつかせながら。日本は、いい顔を見せないことが肝心です。2月には、「サハリンのガスを買え」でしょう。麻生さんには、「買いません。サハリンのガスを買わなくても日本のエネルギーは大丈夫」と、はっきり言ってきてほしい。
「ロシア 殺し屋 恐ろしや」想定外のことをやってくださる。原潜の時、抗議する母親の背中から、(旧KGBと思われる)女性エージェントが、コート越しに注射した(母親はもうろうとなり、運び出された。)…衝撃的でした。この時期は、ダウンのコートを着ている人が多いでしょうから、旧KGBの皆さんは、長い針の注射器を持ちあるいているでしょう。オー怖っ!
日本の領土であるにも関わらず、ロシア連邦が実効支配している北方四島。択捉島(えとろふとう)、国後島(くなしりとう)、色丹島(しこたんとう)、歯舞群島(はぼまいぐんとう)。日本が返還を求めている…。
森繁久弥さんが歌った、知床旅情では、「遥か国後に、白夜は明ける」なのですが、それは間違いです。「遥か国後」ではなく「すぐそこ国後」。「白夜は明ける」…暮れないから白夜なのに、明けちゃうの?それに、国後は北極圏ではないので「白夜などない!」 つまり、「知床旅情」は、北方領土など見たこともない人、知床など行ったこともない人が空想で作詞したものでしょう。知床から見ると、泳いでも行けそうな所に国後島があります。
歴史的な経緯は、説明するまでもありません。今日は、「日本よくやった。久々のクリーンヒット!」という感想です。
日本の領土に、ロシア人が住んでいる…いつ返還されるか見通しがない。旧島民のお墓がある。墓参りを前面に押し出しての日本側の努力が実り(日本と旧ソ連の外相間の往復書簡への署名に基づき)、「ビザなし交流」が出来るようになった。元島民の墓参に限り、身分証明書だけで四島に上陸できるようになったのです。1998年からは、物資の支援事業などに対象が広がってきた。日本側の、北方領土奪還計画は緩やかな歩みではあるが、進んでいた。日本にとっては前進であり、現島民(ロシア人)にとっても、「(支援物資が)大変ありがたい」 双方、ハッピーでした…。
ところがこのたび・・・北方四島のロシア人住民に支援物資を届けようとした外務省職員らに対し、ロシア政府が出入国カードの提出を求めたのです。
「はいそうですか」と、出入国カードを提出したら・・・北方領土が、「外国」であることを認めることになる。日本の領土へ入るのに、出入国カードは不要。
外務省職員、偉い!即座に、「出入国カードを提出したら大変なことになる」と判断した。しかし、支援物資を待っている島民の皆さんがおられる。物資の中身は、毛布とかカンパンではなく、注射器やガーゼなど医療物資(約1,280万円)。
これは、ジレンマです。届けてあげたいが、届けるということは、北方領土がロシア領であると認めることになる。しかし、物資を待っている人は、「生命の危機に直面」しているかも知れない。
外務省職員一行は、「ビザなし交流に基づく支援」を強調し、出入国カードの提出を拒否。…上陸を拒まれ、湾内での停泊を余儀なくされた。そのあとも、ロシア政府がカード提出を譲らなかったので、支援事業中止を決め根室へ戻ってきた。
「よくやった日本!」いつもお人好しのヤポンスキーだと思ったら大間違い。少し、思い知らせてやらなければなりません。でも、思い知ってはいないでしょうけど…。
ロシア側は、「領土主権を理由にカード記入を拒否した日本側の対応は、問題を政治化しようとする非生産的な試み」と、批判。さらに、「政治的な理由で人道支援を中止するのなら、支援の真のねらいは何だったのかとの疑問が生じる」とも主張。
いやはや、理屈と膏薬はどこにでも付く。盗っ人猛々しい。「真のねらいは、領土奪還だべ、目先の医薬品にはごまかされないぞ!小賢しいヤポンスキーめ!北方領土は絶対に返さないからな!」ということです。
日本政府、よくやったのですが、まだまだロシアに対する認識が甘い。背中へコートの上から、(麻酔?)注射する国ですよ。
どの辺が甘いかといいますと…この度は、事前にロシア政府から「出入国カードの提出が必要」と通告されていたのです。にも関わらず、「係にタバコを渡せば、大丈夫。にっこり笑って上陸させてくれる」との、目論見があっての出発…これは、私の推論で、実際は、タバコではなくチョコレートだったかも知れませんが。
では、なぜ今回急に、「カード提出を求めてきたか?」これにも、したたかなシナリオがあると見ました。
第一段階、昨秋のメドベージェフ大統領の、領土問題解決に前向きな発言。 第二段階、1月末の「出入国カードの提出要求」…これにより、政府はよくても現場は承知しないということを印象づけた。
そして、仕上げの第三段階。メドベージェフ大統領が麻生首相に、2月中旬にサハリンで首脳会談を行うことを提案してきた。どうしてこの時期に?これこそは、「領土問題の決着」でしょう。…「つべこべ言うな!返さないものは返さない。これで解決!ハラショー!文句あるなら、背後に注意を怠るな!いいか、両国トップの会談での合意だからな」
最近ロシアの動き、不穏ですよ。ウクライナいじめ。欧州向け天然ガスの供給停止。その理由も明らかにねつ造。完全停止に踏み切ってから約2週間でガス供給を再開。また、ウクライナいじめ・・・。返す刀で、北方領土。
日本からの支援物資が届かない島民はどうするの?
そんなの、ロシア政府は全く関係ないです。モスクワ劇場占拠事件を思い出してください(2002年10月)。チェチェン共和国の独立派武装勢力42名が、モスクワの劇場で人質922名をとって占拠。どう解決したか?さすがロシア!あくまで強硬。人質の命?関係ない。ロシア特殊部隊が突入。武装勢力側は全員死亡。人質129名が死亡…。まあこんなもんです。
北オセチア共和国の学校占拠事件だって、突入直後の人質の死者は、200人以上。重体、重傷が、700人超でしたから、その後の死者はどうなっていることやら。
ロシアは、今後も揺さぶりをかけてくるでしょう。時折、北方領土をちらつかせながら。日本は、いい顔を見せないことが肝心です。2月には、「サハリンのガスを買え」でしょう。麻生さんには、「買いません。サハリンのガスを買わなくても日本のエネルギーは大丈夫」と、はっきり言ってきてほしい。