「ガス室なかった」は、NGワード
「マルコポ-ロ事件」、東方見聞録とは直接の関係はありません。文藝春秋が「マルコポーロ」という名の雑誌を発行していました。15年前になりますが、そのマルコポーロ誌が、ホロコーストを否定する記事を掲載したのです。「ガス室は、なかった」と。これに対し、ユダヤの団体(ヴィーゼンタール)が猛烈な抗議。そのため廃刊に追い込まれました。これが、マルコポ-ロ事件。当時の日本では、そこそこ話題になりました。「ホロコースト否認論」への糾弾と、言論の自由の保障をめぐる議論ですから。
ホロコーストについて、実在を疑問視する人々がおります。「ホロコースト修正主義」の人たちです。「ガス室」に関わっては、「ロイヒター・レポート」「ルドルフ・レポート」「リプスタット事件」など、否認論とユダヤ系団体でバトルが続いています。イスラエルも参入しているし、パレスチナも黙っちゃいない。こうなると、関わり合いたくない問題です。
ホロコースト否認が一般論のようになってしまってはかなわないというわけで、否認論者対策として法律ができています。
「ナチスの犯罪を否定もしくは矮小化した者に対して刑事罰を適用する」という法律。ドイツ、オーストリア、フランスにあります。ドイツでは、「ホロコースト否定」は、刑法で禁止されています。
イスラエルでは、外国に対して「ホロコースト否定論者」の身柄引渡しを要求できる「ホロコースト否定禁止法」が制定されています。
先日飛び込んで来たニュース…
法王から破門を解かれた、ローマ法王庁の神父が、「20~30万人がガス室で殺戮されたというが、ガス室など無かった。つまり、ガス室で殺された人はゼロ」と、発言していたという。
イランのアフマディネジャド大統領が、「ホロコーストは無かった」と発言したときは、イスラムだからそれくらいは当然言うだろうと、気にもとめませんでした。今回はローマ法王庁の神父さんですから、立場を考えてものを言えよと…驚きました。
これに対して、メルケル首相が猛抗議!ドイツでは、「ホロコースト否定は禁止」という刑法に照らして捜査を開始したという。ドイツの法律は、バチカン市国でも適用されるのか?宗教上で適用可なのか?もっとも、ジェット機でも半日かかる日本の文藝春秋マルコポーロ誌を廃刊に追い込むのですから、バチカン市国を包囲するのに、30分もかからないでしょう。
「ガス室などなかった」と、おっしゃる神父、どこかの誰かさんに似ていませんか。航空幕僚長を更迭され、退職金6,100万円を得た、田母神俊雄さんに。「日本が侵略国家だったとはまさにぬれぎぬ」という、衝撃的な論文。「ガス室などなかった」と、同じです。
その後の田母神さんなかなかお元気で、テレビのバラエティ番組に出演していました。芸能界デビューへの近道は、「人が書かないような論文を書く」ことのようです。さらに、来る3月1日には、ロサンゼルスで講演会を行うという。参加費は、30ドル…まあ、相場でしょうか。
(ホロコースト関係で)「言ったら罰する」という法律があるわけですが…南京大虐殺など無かったという論もあります…中国が、「南京大虐殺否定論者を処罰する法律」を作らないように祈ります。言い訳のようですが、私は「南京大虐殺は無かった」とは一言も言っていませんから。「無かったという論が出てくるのも頷ける」と、過去に書いたことはありますがね。急に逃げ腰になっているって?だって、中国は判決から処刑まで早いんだもん。
「マルコポ-ロ事件」、東方見聞録とは直接の関係はありません。文藝春秋が「マルコポーロ」という名の雑誌を発行していました。15年前になりますが、そのマルコポーロ誌が、ホロコーストを否定する記事を掲載したのです。「ガス室は、なかった」と。これに対し、ユダヤの団体(ヴィーゼンタール)が猛烈な抗議。そのため廃刊に追い込まれました。これが、マルコポ-ロ事件。当時の日本では、そこそこ話題になりました。「ホロコースト否認論」への糾弾と、言論の自由の保障をめぐる議論ですから。
ホロコーストについて、実在を疑問視する人々がおります。「ホロコースト修正主義」の人たちです。「ガス室」に関わっては、「ロイヒター・レポート」「ルドルフ・レポート」「リプスタット事件」など、否認論とユダヤ系団体でバトルが続いています。イスラエルも参入しているし、パレスチナも黙っちゃいない。こうなると、関わり合いたくない問題です。
ホロコースト否認が一般論のようになってしまってはかなわないというわけで、否認論者対策として法律ができています。
「ナチスの犯罪を否定もしくは矮小化した者に対して刑事罰を適用する」という法律。ドイツ、オーストリア、フランスにあります。ドイツでは、「ホロコースト否定」は、刑法で禁止されています。
イスラエルでは、外国に対して「ホロコースト否定論者」の身柄引渡しを要求できる「ホロコースト否定禁止法」が制定されています。
先日飛び込んで来たニュース…
法王から破門を解かれた、ローマ法王庁の神父が、「20~30万人がガス室で殺戮されたというが、ガス室など無かった。つまり、ガス室で殺された人はゼロ」と、発言していたという。
イランのアフマディネジャド大統領が、「ホロコーストは無かった」と発言したときは、イスラムだからそれくらいは当然言うだろうと、気にもとめませんでした。今回はローマ法王庁の神父さんですから、立場を考えてものを言えよと…驚きました。
これに対して、メルケル首相が猛抗議!ドイツでは、「ホロコースト否定は禁止」という刑法に照らして捜査を開始したという。ドイツの法律は、バチカン市国でも適用されるのか?宗教上で適用可なのか?もっとも、ジェット機でも半日かかる日本の文藝春秋マルコポーロ誌を廃刊に追い込むのですから、バチカン市国を包囲するのに、30分もかからないでしょう。
「ガス室などなかった」と、おっしゃる神父、どこかの誰かさんに似ていませんか。航空幕僚長を更迭され、退職金6,100万円を得た、田母神俊雄さんに。「日本が侵略国家だったとはまさにぬれぎぬ」という、衝撃的な論文。「ガス室などなかった」と、同じです。
その後の田母神さんなかなかお元気で、テレビのバラエティ番組に出演していました。芸能界デビューへの近道は、「人が書かないような論文を書く」ことのようです。さらに、来る3月1日には、ロサンゼルスで講演会を行うという。参加費は、30ドル…まあ、相場でしょうか。
(ホロコースト関係で)「言ったら罰する」という法律があるわけですが…南京大虐殺など無かったという論もあります…中国が、「南京大虐殺否定論者を処罰する法律」を作らないように祈ります。言い訳のようですが、私は「南京大虐殺は無かった」とは一言も言っていませんから。「無かったという論が出てくるのも頷ける」と、過去に書いたことはありますがね。急に逃げ腰になっているって?だって、中国は判決から処刑まで早いんだもん。