アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

自分の痛みが一番の関心事ですが

2009年02月13日 | Weblog
 正解は本文中にありという入試問題 いいと思います 

 詐欺、殺人、派遣切り、下方修正、赤字決算、破綻、オラア郵政民営化不賛成だったズラ…そういうの、ばかり…
 …庶民としては、それらより、湯たんぽで出来たヤケドの水ぶくれのほうが心配です。
 ヤケドの水ぶくれ、その昔は、縫い針を焼いて消毒して破いたものでした。しかし、現代では、破らないようにする。軽度のものなら、4週間ぐらいでほぼ治癒。
 シエイクスピアのファンは、ウイリアム・ハズリットは、敵でしょう。シエイクスピア批評で知られた名です。彼も、言っています。「何百万という人類の滅亡より、自分の小指のけちな痛みのほうが心配なものだ」と。社会問題より自分の痛みのほうが心配…人類が始まったときからのことでしょう。

 私立大学の入試たけなわですが、法政大入試の「国語」…漢字の書き取り問題で「余儀(よぎ)」を出題したが、問題冊子の別ページの文中に同じ漢字が記載されていた。これは、新趣向ですよ。「問題文をよく読むと、解答が隠されているよ」ということで、いいと思います。今後、全大学がこの方式を取り入れると、高校生の国語力は間違いなく上がります。必死で読むことが、合格に繋がるわけですから。

 十勝毎日新聞(帯広市)掲載の公募小説は、向田邦子作品の盗作(大半丸写し)だったそうな。新趣向ですよ。作者というか「盗作者」の釈明は、「素晴らしい文章だったので多くの人に知ってもらいたかった」と述べている。文学とは無縁な人々の役に立とうと、盗作して応募してくださった。倒錯してたのですね。それにしても、気づかなかった新聞社って一体?

 大分県のスーパーで、フグの卵巣を売っていた。死者が出なくて良かったです。新趣向です。「もったいない」の時代ですから、猛毒とはいえフグの卵巣を捨てられなかった。卵巣は、珍味です。ニシン、ボラ、スケトウダラ、サケ、トビウオ、チョウザメ、ウニ、ナマコ、ニワトリ…。ニワトリは違うだろうって?卵巣に卵管がついたもの知りませんか?卵が生まれる順番に並んでいるアレ。煮込みに入っていたり、たまには焼き鳥屋にあったり。味は、ゆで卵の黄身そのものです。

 JR西日本が、世界遺産の熊野古道の石垣をハンマーで壊した…!で、釈明は、「古道とは気づかなかった」これも新趣向か!熊野周辺は、日本書紀にも登場する自然崇拝の地。熊野古道は、国の史跡に指定されており、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されている。世界でもほとんど類を見ない、「道(みち)の世界遺産」です(スペインの巡礼道に世界遺産に登録されているものあり)。「気づかなかった」ってか?

 オーストラリアの山火事で、未曾有の人的被害が出ている。どうして?ユーカリの木が油を含んでいるからよく燃えるから?それは、NHKニュースの見解。全く関係ないわけではないでしょうが、ユーカリの油は無視していいでしょう。実際は、オーストラリア政府が出した、「スティ アンド ガード」でしょう。「避難せずに留まって、自分でなんとかしろ」というお達し。そのため、逃げ遅れた人が続出した。この見方で間違いないと思います。野火は、八方へ飛び火しますから、知らぬ間に囲まれているということがあるのです。消そうとすると火に囲まれ、逃げ道を失います。

 …とりあえず自分の身にふりかかってこなければ、「何も関係ない」でした。
詐欺、殺人、派遣切り…関係ない。ところが、このところ、入試問題、新聞の小説、スーパーで売っている毒、熊が歩く古い道の破壊(違うって?)、山火事の時は逃げないで自分で消せ!…どんどん身にふりかかってくる…のんびりヤケドの水ぶくれの治療しておられませんなあ。