いい笑い悪い笑い
麒麟を観てきました。動物園へ行ったのではありません。尾車部屋でもありません。それは、若麒麟。吉本興業の麒麟です。川島明、田村裕のコンビ。麒麟のほかに出演していたのは…
笑い飯、藤崎マーケットそれに、前座が3組。「SF革命」「ブーメラン学園」「ビッグシティ」という名前。
どうして漫才見物に行ったか?将来の職業のリサーチというところでしょうか。「大きくなったら、漫才師になろうと思っています。夢は見るものではなく叶えるもの…って、分別のある大人たちや、急に哲学者になる芸能人たちが言ってるじゃないですか!」(もちろん、ジョーキングです…)
漫才を観た感想としては、「頑張っているなあ」ということです。「おもしろくなければ消えるしかない」そんな世界ですから。
藤崎マーケットは、決め手を持っていますのでそれなりにおもしろかったです。「ラララライ体操」をするコンビ。白はちまきに、白いキャミソール(細い肩紐の袖なしの女性用の上半身用下着)、黒の短パンを着用。「みんなー、ラララライ体操、はーじめーるよー!ラララライ♪ラララライ♪○○○でエクササーイズ♪ワン、ツー、スリー!」
笑い飯…どちらもボケ、ツッコミになる。どんな芸を見せたか、帰宅しても覚えていました。ただ、「笑い飯」さんには申し訳ないが、家内が、「握り飯」と、言ってました。家内の言い間違い、最近低迷していましたが、久々のヒットでした。
麒麟ですが、帰宅して「どんな芸だったか?」と、一生懸命思い出そうとしましたが、全く思い出せませんでした。印象的な芸が出来ないというか、正直「おもしろくない」。
ステージが終わったあと、6組、12人の漫才師が出てきて、お楽しみ抽選会が行われました。観客は約1,000人。その様子は…
芸人A:はい!523番。どこにいますか!
芸人B:あ、あそこ!
芸人C:何だガキか!
芸人D:クソガキだな。
芸人E:次は、1120番。どこですか~!
芸人F:あ~!ババアだ。
芸人G:ガキとかババアとか言うな!アハハ。
芸人H:全く、クソババアだ。ガハハ。
このように、無礼もヘチマもない。放言というか不規則発言というか…このような雰囲気で、10個の景品が渡されました。お客様は神様のはず。それが、ガキだ、ババアだ…言いたい放題。笑いをとろう、ウケようとしていることは分かる。しかし、ヘラヘラ笑っている観客も、本当に楽しい気持ちになっているか?考えろと言っても考えられない連中ですね。
笑いには、「いい笑い」と「悪い笑い」があります。誰かをダシにし、その人をあざ笑うことによってみんなで笑う…これは悪い笑いです。いじめ笑いですよ。
いい笑いは、人の成功・安泰を喜んだり、新しい発見・知識を得たり、虚を突かれておもしろさを感じたときの笑いです。虚を突かれたおもしろさの例は…
ボ ケ:「(列に割り込みたい様子)どけ!」
ツッコミ:「な、なんですかあなたは!並んでいるんですよ」
ボ ケ:「いいから、前へ入れろ!」
(ツッコミ、しぶしぶボケを自分の前へ入れる)
ボ ケ:「悪いが、背中掻いてくれ。痒くて痒くて!」
ツッコミ:「痒かったんかい!」
まあこんな感じでしょうか。
私が抽選で選ばれたら、どんなふうに言われたでしょうか?私は、ステージへ上がって、マイクをひったくって言い返してやりますよ!「クソをしないジジイがどこにいる!」と。
ところが…12人の中に、一人だけ全く違う芸人がおりました。客席から舞台に上る階段の所へ行き、景品を受け取りに来る子供や、年配の女性に声をかけ、握手していました。無礼な言葉は一切言わない。…俄仕立てで、いい人ぶっているのではないことが十分伝わって来ました。その人物は、麒麟の田村裕。失礼ながら、芸は…固い。しかし、知名度が高く、人気抜群。それにあぐらをかくことなく、腰が低く威張らない。偉いぞ田村。
ジャルジャル(漫才コンビ)の後藤が、「ホームレス中学生」の内容にいちゃもんつけているようだが、負けるな!印税の8,000万円(税金を引いても、これだけの金額が田村に入る)は、しっかり貯金しろ!
良かった良かった。出場者全員が、お客さんを口汚く罵ることが「おもしろい」ということでは、私の漫才師への夢も覚めてしまいますから。
麒麟を観てきました。動物園へ行ったのではありません。尾車部屋でもありません。それは、若麒麟。吉本興業の麒麟です。川島明、田村裕のコンビ。麒麟のほかに出演していたのは…
笑い飯、藤崎マーケットそれに、前座が3組。「SF革命」「ブーメラン学園」「ビッグシティ」という名前。
どうして漫才見物に行ったか?将来の職業のリサーチというところでしょうか。「大きくなったら、漫才師になろうと思っています。夢は見るものではなく叶えるもの…って、分別のある大人たちや、急に哲学者になる芸能人たちが言ってるじゃないですか!」(もちろん、ジョーキングです…)
漫才を観た感想としては、「頑張っているなあ」ということです。「おもしろくなければ消えるしかない」そんな世界ですから。
藤崎マーケットは、決め手を持っていますのでそれなりにおもしろかったです。「ラララライ体操」をするコンビ。白はちまきに、白いキャミソール(細い肩紐の袖なしの女性用の上半身用下着)、黒の短パンを着用。「みんなー、ラララライ体操、はーじめーるよー!ラララライ♪ラララライ♪○○○でエクササーイズ♪ワン、ツー、スリー!」
笑い飯…どちらもボケ、ツッコミになる。どんな芸を見せたか、帰宅しても覚えていました。ただ、「笑い飯」さんには申し訳ないが、家内が、「握り飯」と、言ってました。家内の言い間違い、最近低迷していましたが、久々のヒットでした。
麒麟ですが、帰宅して「どんな芸だったか?」と、一生懸命思い出そうとしましたが、全く思い出せませんでした。印象的な芸が出来ないというか、正直「おもしろくない」。
ステージが終わったあと、6組、12人の漫才師が出てきて、お楽しみ抽選会が行われました。観客は約1,000人。その様子は…
芸人A:はい!523番。どこにいますか!
芸人B:あ、あそこ!
芸人C:何だガキか!
芸人D:クソガキだな。
芸人E:次は、1120番。どこですか~!
芸人F:あ~!ババアだ。
芸人G:ガキとかババアとか言うな!アハハ。
芸人H:全く、クソババアだ。ガハハ。
このように、無礼もヘチマもない。放言というか不規則発言というか…このような雰囲気で、10個の景品が渡されました。お客様は神様のはず。それが、ガキだ、ババアだ…言いたい放題。笑いをとろう、ウケようとしていることは分かる。しかし、ヘラヘラ笑っている観客も、本当に楽しい気持ちになっているか?考えろと言っても考えられない連中ですね。
笑いには、「いい笑い」と「悪い笑い」があります。誰かをダシにし、その人をあざ笑うことによってみんなで笑う…これは悪い笑いです。いじめ笑いですよ。
いい笑いは、人の成功・安泰を喜んだり、新しい発見・知識を得たり、虚を突かれておもしろさを感じたときの笑いです。虚を突かれたおもしろさの例は…
ボ ケ:「(列に割り込みたい様子)どけ!」
ツッコミ:「な、なんですかあなたは!並んでいるんですよ」
ボ ケ:「いいから、前へ入れろ!」
(ツッコミ、しぶしぶボケを自分の前へ入れる)
ボ ケ:「悪いが、背中掻いてくれ。痒くて痒くて!」
ツッコミ:「痒かったんかい!」
まあこんな感じでしょうか。
私が抽選で選ばれたら、どんなふうに言われたでしょうか?私は、ステージへ上がって、マイクをひったくって言い返してやりますよ!「クソをしないジジイがどこにいる!」と。
ところが…12人の中に、一人だけ全く違う芸人がおりました。客席から舞台に上る階段の所へ行き、景品を受け取りに来る子供や、年配の女性に声をかけ、握手していました。無礼な言葉は一切言わない。…俄仕立てで、いい人ぶっているのではないことが十分伝わって来ました。その人物は、麒麟の田村裕。失礼ながら、芸は…固い。しかし、知名度が高く、人気抜群。それにあぐらをかくことなく、腰が低く威張らない。偉いぞ田村。
ジャルジャル(漫才コンビ)の後藤が、「ホームレス中学生」の内容にいちゃもんつけているようだが、負けるな!印税の8,000万円(税金を引いても、これだけの金額が田村に入る)は、しっかり貯金しろ!
良かった良かった。出場者全員が、お客さんを口汚く罵ることが「おもしろい」ということでは、私の漫才師への夢も覚めてしまいますから。